今回はマンガ『我間乱~GAMARAN~』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『我間乱~GAMARAN~』の基本データ
タイトル:『我間乱~GAMARAN~』
作者:中丸洋介
出版社:講談社
掲載紙:週刊少年マガジン
発行年:2009~2013年
巻数:全22巻
あらすじ「武芸者の集まる海原大仕合に『千人斬り』の息子が挑む」
舞台となるのは江戸中期の日本。
次代当主を決める武芸試合「海原大仕合」が行わることになった海原藩には、多くの武芸者の集まっていた。
「千人斬り」と呼ばれる伝説の剣士を父にもつ「黒鉄我間(くろがねがま)」は、「鷲津直善(わしずなおよし)」との出会いをきっかけに、大仕合へと単身で乗り込んでいく。
オススメ視聴者層
- 「バトル漫画」好き
- 「江戸時代」設定のマンガ
勝手に関連オススメタイトル
映画「居眠り磐音」
時代劇を観ない方でも馴染みやすい良作。原作小説も非常に人気が高い。
やはり殺陣を観ると刀の美しさが光る。
小説「聖剣の刀鍛冶」
ファンタジー要素が強いが、刀剣にまつわる知識が紹介されたりする。
世界観はシリアス寄り。
映画「日本刀〜刀剣の世界〜」
刀の知識が欲しいなら良い教材。
ココが見どころ
バリエーション豊かな武器・武術を組み込んだバトル要素
よくこれだけアイデアが出るなと感心するほどにバリエーション豊かな戦法。
剣術だけでなくさまざまな武器を使った武術が披露され、外国の武器や無手での戦法も登場します。
伝統的な武術もあれば、実際にはこんな動きできないだろうというエキセントリックなアクションも見れてバトルものとして単純に楽しめる。
エネルギー弾を放つなどのファンタジックな戦闘ではなく、ギリギリ人間にできそうな戦術をとっている点もポイント。
総評★★★「シンプルisベストなバトル漫画」
展開が一辺倒。
奇抜な戦法を使う敵を倒し、新たに出てきた敵を倒す。
序盤は割と工夫した展開が見られたが、主要キャラクターが揃った中盤以降はこの傾向がより強くなる。
「この先にどんな展開が待っているのか」という今後への期待感はない代わりに「今回はどんな戦法の敵が登場するのか」というアイデアに対する期待が先行した。
そのシンプルで連鎖性の薄い要素から、読み逃してもストーリーが分かりやすいといったメリットも見える。
続編となる『我間乱 ―修羅―』では少しストーリーに奥行きが出てきたが、読み味としてはあまり変わらず。
バトルものとしてはシンプルで読みやすいので、人には薦めやすい。
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