映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』あらすじ感想評価|シリーズ第8作

ワイルドスピードICEBREAK オススメ紹介
ワイルドスピードICEBREAK

映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』

今回は映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』 の基本データ

タイトル:『ワイルド・スピード ICE BREAK』
監督:F・ゲイリー・グレイ
脚本:クリス・モーガン
出演:ヴィン・ディーゼル
   ドウェイン・ジョンソン
   ジェイソン・ステイサム
   ミシェル・ロドリゲス
   タイリース・ギブソン
   リュダクリス
   ナタリー・エマニュエル
   スコット・イーストウッド
   カート・ラッセル
   エルサ・パタキー
   シャーリーズ・セロン
公開:2017年

関連オススメタイトル

あらすじ「難関ミッションをクリアするも、その先に待っていたのは……」

「ルーク・ホブス」の元に舞い込んできた大量殺りく兵器「電磁パルス」の奪還ミッション。その難易度の高さからルークは「ドミニク・トレット」に協力を依頼し、再びチームメンバーが集結する。作戦が成功したのもつかの間、ドミニクのまさかの裏切りにより電磁パルスは奪われ、ホブスは刑務所に送られてしまう。そこでホブスを待っていたのは、かつてのチームと相対していた宿敵「デッカード・ショウ」だった。

おすすめ視聴者・読者層キーワード

  • カーアクション
  • 裏社会
  • ヒューマンドラマ

ココが見どころ

開幕からクライマックスのカーアクション

今回はシステマチックな描写が多いですが、やはりカーアクションは健在。個人的には最初のレースが一番好きです。もちろんカーアクションや格闘アクションの見どころはたくさんありますが、開幕数分で見られるドミニクの勇姿が本当にたまらなかった。
マシンスペックでは圧倒的に不利。立ちはだかる障害物の数々に、襲いかかってくる乱入者。それを『ワイルド・スピード』らしいカスタマイズとドライビング・テクニックでねじ伏せていくドミニク。ゴールしたドミニクに近づいていくギャラリーもスゴイ度胸ですね。車体が火を吹いているんですが。
勝負の後の引きも最高。クレイジーに暴れ回るドミニクによって盛大に幕を開け、シリーズ8作品目も絶好調に始動します。終盤に待ち受けるタイトル通りの「ICE BREAK」も必見です。

後半への期待感を上げる新キャラクター達

ドミニクとファミリーの対立。組織にドミニクが逆らえない理由。そして前作の目玉であった「ゴッドアイ」。
置かれている状況が絶望的で、他にもハイテク機器の数々が登場し、序盤ではミステリアスな描写が多い「サイファー」の強者感が大きい。演出的にはいつもよりシステマチックなものが多く、間接的な被害の大きさはいつもより大規模。現代社会を舞台にしていることから、ネットワーク技術を制圧されている危機感がヒシヒシと伝わってくる。
しかし口数が段々と増え、そのミステリアスなベールが脱がされていくにつれ、後半に待ち受けているドミニクの反撃シーンに視聴者は期待を膨らませていく。

この後半への期待感に一役買っているのが「デッカード」と「ルーキー」の存在。
デッカードは前作に引き続いて存在感が非常に大きく、ジョークを交えながら展開される大立ち回りは今作の大きな見どころの1つ。従来のファミリーとは違った立ち位置でありながら、魅力あふれるキャラクターとして地位を確立しました。途中参戦のホブス同様に、今後の作品でもアピールが多くなっていくでしょう。
ルーキーは今までの歴戦ファミリーには流石におよびませんが、彼の成長がストーリーにほど良いアクセントを加えてくれました。後のシリーズで彼がどういう立ち位置を確立させていくのかも気になりますね。

総評★★★★「刻々と変化していく家族の形を描いた8作目」

「ワイルド・スピード」らしい「家族」を表現した作品でありながら、今回は少し角度を変えたように見えた一作。やはりブライアンの存在が大き過ぎましたが、『ワイルド・スピード』への愛情を感じずにはいられない内容でした。
方向性の変化を感じながらも読み味はそのままで、シリーズの続きを改めて意識させられる終盤は少ししんみりしてしまいました。いつもより少しスッキリしないまとめ方になってしまいましたが、展開の「筋の通し方」を考えるとベストなエンディングだと思います。次に期待をもちつつ、評価は個人評価は★4としました。

コメント