映画『バットマン ビギンズ』
今回はヒーロー映画『バットマン ビギンズ』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)
『ヒーロー』の定義について考えてしまう作風ですが、ジャンルとしては『ヒーロー』または『ダークヒーロー』になりますね。
評価★★★★★
キャラクター ★★★★★
ストーリー ★★★★★
アクション ★★★★
敵キャラクター ★★★★
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- ヒーロー
- ダークヒーロー
- アクション
- シリーズ作品
- 忍者
- 復讐
- 終末感
映画『バットマン ビギンズ』の基本データ
タイトル:『バットマン ビギンズ』
原題:『Batman Begins』
監督:クリストファー・ノーラン
製作:チャールズ・ローベン
エマ・トーマス
ラリー・フランコ
製作総指揮:ベンジャミン・メルニカー
マイケル・E・ウスラン
キャラクター創造:ボブ・ケイン
原案:デビッド・S・ゴイヤー
脚本:クリストファー・ノーラン
デビッド・S・ゴイヤー
撮影:ウォーリー・フィスター
美術:ネイサン・クロウリー
衣装:リンディ・ヘミング
編集:リー・スミス
音楽:ハンス・ジマー
ジェームズ・ニュートン・ハワード
視覚効果監修:ジャネク・サーズ
ダン・グラス
出演:クリスチャン・ベール
マイケル・ケイン
リーアム・ニーソン
ケイティ・ホームズ
ゲイリー・オールドマン
キリアン・マーフィ
トム・ウィルキンソン
ルトガー・ハウアー
渡辺謙
マーク・ブーン・ジュニア
ライナス・ローチ
モーガン・フリーマン
ラリー・ホールデン
ジェラルド・マーフィ
コリン・マクファーレン
サラ・スチュワート
ガス・ルイス
リチャード・ブレイク
ラデ・シェルベッジア
エマ・ロックハート
クリスティーン・アダムス
キャサリン・ポーター
ジョン・ノーラン
制作国:アメリカ
上映時間:140分
公開:2005年
関連オススメタイトル
「ヒーロー」からチョイス。価値観や能力が異なる二人が織り成すヒーロー映画です。視聴後の感想戦が盛り上がるので、友人を誘って観るとよいかも。
「復讐」からチョイス。戦闘はロボットメインで作風はまったく異なりますが、復讐心と他の目的が同居している姿が少し似てるかな?
あらすじ「犯罪者に恐怖を植え付ける正体不明の男『バットマン』誕生」
路地で強盗に襲われ両親を失い、孤児となってしまった富豪「ブルース・ウェイン」は復讐を試みる。しかし彼の暮らすゴッサムシティは司法の奥底まで悪がはびこっており、太刀打ちできない自分の無力さに打ちひしがれてしまう。ブルースは悪と戦う力を得るため世界を放浪し、犯罪者の心理へと触れていく。7年の時間を経て街に帰ってきたブルースは、コウモリを模したスーツを身にまとい、街に巣食う犯罪者たちと戦いを繰り広げていく。
ココが見どころ
たっぷりと語られるバットマン誕生秘話
最初から最後まで深堀りされるバットマンの設定の数々。「不殺」や「銃を使わない」といった基本設定に加え、ヒーローものとしては暗い背景が語られます(過去シリーズとは異なる設定もあります)。
自分にとっての恐怖の象徴であるコウモリを模すのは、敵にも恐怖を植え付けるため。犯罪者の心理を知るために罪を犯す。忍者に通じる修行を経験しているなど、キャラクターの魅力ある背景をずらりと紹介してくれました。テンポも良く、2時間以上の尺でも中だるみもありません。
ワクワク感も備えつつ、後に続くシリーズ作品の重要なディレクション作品。そして重要な複線をいくつも散りばめた優秀なシリーズ初動作品でした。
総評★★★★★「タイトルから期待できる以上を見せてくれたオススメ作品」
「ダークナイト・トリロジー」三部作の出発点となるバットマンシリーズ再始動作品。便宜上「ヒーロー」や「アクション」にジャンル分けされる内容ですが、人物像の掘り下げが深過ぎるため、「バットマン」という区分が一番ふさわしいでしょう。「人はなぜ落ちるのか?」からの問いをはじめ、言葉を印象付ける演出が多いのも作品の魅力を押し上げています。人によっては「くさく」映る演出も、ストーリー内で「演出とトリック」が必要だと説明しているのでまったく鼻にはつきません。
タイトルから期待できる以上の内容なので、気になっている方はぜひご覧になってください。
この作品で一番感じたことは、「ゴッサムシティには住みたくない」。
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