【ざっくり映画レビュー】『ザ・コール 緊急通報指令室』

映画_ザ・コール緊急通報指令室 オススメ紹介

『ザ・コール 緊急通報指令室』

今回は映画『ザ・コール 緊急通報指令室』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

『ザ・コール 緊急通報指令室』の基本データ

あらすじ

緊急通報指令室のオペレーター「ジョーダン」は、通報を受けた女性が凶悪犯の手にかかったことで心にトラウマを抱えてしまう。立ち直れずいたジョーダンだったが少女誘拐のSOSを受け、懸命に事件解決の糸口を探っていく。電話口の情報を頼りに経験と知識をフル活用するジョーダンは、果たして少女を救うことができるのか。

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • サスペンス
  • 凶悪犯、サイコパス

タイトル:『ザ・コール 緊急通報指令室』
原題:『The Call』
監督:ブラッド・アンダーソン
製作:ジェフ・グラウプ
   マイケル・J・ルイジ
   ロバート・L・スタイン
   マイケル・A・ヘルファント
   ブラッドリー・ガロ
製作総指揮:ウィリアム・C・ガロ
      フィリップ・M・コーエン
      デイル・ローゼンブルーム
      ガイ・J・ルーサン
原案:リチャード・ドビディオ
   ニコール・ドビディオ
   ジョン・ボーケンキャンプ
脚本:リチャード・ドビディオ
制作国:アメリカ
上映時間:94分
公開:2013年

関連オススメタイトル

緊急ダイヤルのオペレータ視点を描いた映画から『THE GUILTY』をチョイス。

こちらはカメラが部屋から出ず、根本の演出方法が異なります。

総評★★★

感情を切り捨てなければ心を保てない、緊急通報オペレーターの過酷な現場が描かれたサスペンス映画。中盤までは間違いなく良作。主人公のオペレーターが音だけを頼りに事件へ迫っていく臨場感。通報した女性の機転を利かせたアクション、善意や悪意の行動が逆効果になってしまうといった意外性もありました。

とくに目立ったのが誘拐犯の演技力。悪質な犯行内容にヘイトも高まりますし、一筋縄ではいかない狡猾さはクライマックスへの期待値を高めてくれました。

で、その高まった期待なんですが、クライマックスで解放されません。人によって反応は様々だとは思いますが、この結末を予想しつつカタルシスを得られる方はあまりいないでしょう。伏線のように散らされていた人間関係も収束を見せず、ストーリーに対し「怖かった」「楽しかった」といった明確な感情をもてませんでした。

結論「中盤まではおもしろいサスペンス映画」

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