映画『アース』
今回は大自然ドキュメンタリー映画『アース』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(登場する動物に触れる程度のネタバレを含みます)。
映画『アース』の基本データ
あらすじ
北極から熱帯、深海までさまざまな環境の動物たちを追う自然ドキュメンタリー映画。
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- ドキュメンタリー
- 自然
- 動物
- 環境問題
タイトル:『アース』
原題:『Earth』
監督:アラステア・フォザーギル
マーク・リンフィールド
脚本:デビッド・アッテンボロー
アラステア・フォザーギル
マーク・リンフィールド
レスリー・メガヒー
製作:ソフォクレス・タシオリス
アリックス・ティドマーシュ
撮影:リチャード・ブルックス・バートン
アンドリュー・シラビーア
音楽:ジョージ・フェントン
ナレーション:パトリック・スチュワート
日本語のナレーション:渡辺謙
制作国:ドイツ
イギリス
上映時間:98分
公開:2008年
関連オススメタイトル
「自然ドキュメンタリー」映画から『皇帝ペンギンただいま』をチョイス。親子でも観やすいオススメ映画。動物たちの魅力がギュッと詰められた作品として『葛西臨海水族園の世界』もチョイス。
参考記事
評価★★★★
「よく撮れたな」という感想が真っ先に出てくる、壮大な画を映し続けた自然ドキュメンタリー映画。この点だけでも観る価値があります。
北極点から熱帯、海に至るまでさまざまな動物の生態を追っていく。太陽や気温の視点から順に各地を巡っていき、どんな動物たちが適応しやすいかをガイドしてくれるので非常に観やすかったです。過酷な環境で生き抜くシリアスさの強い作品ですが、カワイイ姿の動物たちも差し込まれているので飽きもきませんでした。個人的には「タイガ」と呼ばれる極寒針葉樹林帯で生きる「オオヤマネコ」が印象的でした。他には「カタカケフウチョウ」のダンスもインパクトがありましたし、昼夜でパワーバランスが逆転する「ライオン」と「ゾウ」も印象深いです。最後に登場したある動物も忘れられない余韻をしっかり残してくれました。
また地球温暖化を主とした環境問題にも、押しつけがましいとは感じないレベルで迫っています。淡々とした内容なので子どもの教材としては飽きられてしまうかも知れませんが(可愛さで人気のペンギンなんかは中盤ですし)、大人がうなってしまうような教養が詰まっています。「自然ドキュメンタリー」をお探しの方には、疑いなくオススメできる作品です。
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