映画『インセプション』
今回は映像のアイデア豊富なSFアクション映画『インセプション』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
SF作品ではありますが、設定を深く掘り下げなくても非常に観やすいストーリーでした。ジャンルやスタッフから見た関連作品もまとめているので、気になった方はそちらもぜひご覧ください。
映画『インセプション』の基本データ
あらすじ
標的の夢へと潜りアイデアを盗むスペシャリスト「ジェイ・コブ」の元に、とある依頼が舞い込む。それは人の奥底に眠る深層意識へ潜り、アイデアを”植え付ける”高難度ミッション「インセプション」。断ろうとするコブだが、提示された報酬は彼にとってあまりにも魅力的なものだった。
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- SF
- アクション
- 夢
- 家族
タイトル:『インセプション』
原題:『Inception』
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
製作総指揮:クリス・ブリガム
トーマス・タル
共同製作:ジョーダン・ゴールドバーグ
撮影:ウォーリー・フィスター
美術:ガイ・ヘンドリックス・ディアス
衣装:ジェフリー・カーランド
編集:リー・スミス
音楽:ハンス・ジマー
出演:レオナルド・ディカプリオ
渡辺謙
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
マリオン・コティヤール
エリオット・ペイジ
トム・ハーディ
ディリープ・ラオ
キリアン・マーフィ
トム・ベレンジャー
マイケル・ケイン
制作国:アメリカ
上映時間:148分
公開:2010年
関連オススメタイトル
スタッフ関連
クリストファー・ノーラン監督より『インターステラー』。こちらもSF作品としてオススメ。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画より『ブラッド・ダイヤモンド』。戦争・社会といったテーマで、SFとは全くちがった雰囲気を味わいたい方に。
渡辺謙出演の映画からは『バットマン ビギンズ』。ちょっと出番は少な目ですが、監督をクリストファー・ノーランが務めているのでチョイスしました。
参考記事
SF要素から
SF設定の影響から『マトリックス』をチョイス。アクション要素も非常に強い。
スペインのSFロボット映画から『EVA〈エヴァ〉』もチョイス。世界観、というより雰囲気づくりがすごく綺麗です。『インセプション』とはジャンル・内容としての関連性はあんまりありません。
近未来SFアニメもお一つ、『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』。SFアニメというと『シュタインズ・ゲート』も有名ですが、個人的にはこちらも推したい。こちらも関連要素は「SF」のみ。
参考記事
評価★★★★
SF好きの方、そうでない方両方にオススメしたい魅力的な設定の映画。「夢」という身近だけど理解できないものがテーマとなっているので、設定を深く追わなくても感情移入はしやすい内容になっています。
「夢の中では何でも自由にできるのか」
「眠るとどこへ行くのか」
「夢と現実の時間に違いはあるのか」
「死ぬとどうなるのか」
ワクワクしてしまう楽しさも、ふと想像してしまう怖さも親しみがわいてきますね。「もしも」の設定を想像しやすい範囲で固めてくれて、非常に観やすかったです。もちろん表面的なストーリーではなく、SF設定を深く掘り下げればどんどん複雑になります。タイトルの「インセプション(植え付け)」も何となくの想像はできても、意味や方法をしっかり固めるのは骨が折れますね。
重力を無視したようなアクションも本作の魅力で、思わず「どうやって撮ったの」と呟いてしまいました。そんなシーンがてんこ盛り。
ストーリーは綺麗に丸く収まっているので、映画好きの方には少し物足りないかも。でも演出や映像に驚くほど工夫がつまっているので低評価につながることはないと思います。予測可能、回避不可能、だけど思わず納得してしまうクライマックスにもご期待ください。
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