映画『アルカディア 選ばれし者』をざっくりレビュー

映画_アルカディア 選ばれし者 オススメ紹介

映画『アルカディア 選ばれし者』

今回は映画『アルカディア 選ばれし者』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

映画『アルカディア 選ばれし者』の基本データ

あらすじ

人口増加により病気がまん延した近未来。多くの人々が流行する病に倒れる中、隔離施設「アルカディア」の住人たちは優れた治療が約束され、130歳まで生きるといわれていた。妻と娘の命を救うため「チャーリー」は居住権を求め、政府のエージェントとして任務をこなす日々を送っていたのだが……。

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • SF
  • ディストピア

タイトル:『アルカディア 選ばれし者』
原題:『Arcadia』
監督・脚本:トム・ラージ
製作・編集:トム・ハリソン
撮影:サム・クルック
出演:マーク・ベイリス
   トーマス・クームズ
   ジョセフ・ベイカー
   アリス・E・メイヤー
   アキー・コタベ
制作国:イギリス
上映時間:89分
公開:2016年

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低予算映画から『カメラを止めるな!』『トランス・ワールド』をチョイス。2作品とも画面から予算の少なさが伝わってきますが、強みとなる軸がしっかり用意されています。工夫って難しい。

評価★

最初は設定に興味をひかれただけに、ちょっと残念に感じた作品

しかし、見た目から伝わってくる予算の少なさがあまりにも物悲しい。政府を一方的な善とした”特権階級”や”格差社会”をあらわす設定は少し興味が惹かれました。しかし、それだけ。演出もストーリーも何もかもが足りず、クライマックスを含めてかなりお粗末な内容となっています。

また状況説明がセリフ以外にほとんどなく、キャラクターがどんな役割か、どのように物語が進んでいるのかがわかりにくい。この点が何よりつらかった。主人公が家族を想って行動する姿や、政府の闇深さを表すにも説明がつきません。

設定以外の何もかが足りないとしか感想がわかないので、よほどヒマな方じゃないとオススメはしにくいですね。

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