SFアクション映画『TENET テネット』レビュー|関連作品紹介

映画_TENET オススメ紹介

映画『TENET テネット』

今回は難解SFアクション映画『TENET テネット』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

非常に難解なストーリーですが、SF設定抜きでも視聴が苦にならないクオリティの高い作品です。

映画『TENET テネット』の基本データ

あらすじ

謎のキーワード「TENET」とともにCIA特殊工作員の男に下されたミッション。それは時間を逆行する力をもつ敵と対峙する、高難度ミッションだった。ミッション失敗は未来だけではなく、過去をも変えてしまう。第三次世界大戦、果ては破滅へと向かう世界を男は救うことはできるのか。

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • SF
  • アクション
  • 時間
  • 高難度ミッション

タイトル:『TENET テネット』
原題:『Tenet』
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
製作:クリストファー・ノーラン
   エマ・トーマス
製作総指揮:トーマス・ヘイスリップ
撮影:ホイテ・バン・ホイテマ
美術:ネイサン・クロウリー
衣装:ジェフリー・カーランド
編集:ジェニファー・レイム
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン
   ロバート・パティンソン
   エリザベス・デビッキ
   アーロン・テイラー=ジョンソン
   クレマンス・ポエジー
   マイケル・ケイン
   ケネス・ブラナー
   ヒメーシュ・パテル
   アンドリュー・ハワード
制作国:アメリカ
    イギリス
上映時間:150分
公開:2020年

関連オススメタイトル

スタッフ関連

クリストファー・ノーラン監督より『インターステラー』。こちらもSF作品としてオススメ。

ジョン・デヴィッド・ワシントン主演の映画より刑事アクション作品『ブラック・クランズマン』

ロバート・パティンソン出演の映画からは『ライトハウス』。ジャンルはホラー、サスペンス。

SF要素から

SF好きからそうでない方まで広く楽しめる映画『インセプション』をチョイス。SF設定も魅力的ですが、それ抜きでも楽しめます。監督は同じクリストファー・ノーラン監督。

SF設定の影響から『マトリックス』をチョイス。アクション要素も非常に強い

スペインのSFロボット映画から『EVA〈エヴァ〉』もチョイス。世界観、というより雰囲気づくりがすごく綺麗です。『インセプション』とはジャンル・内容としての関連性はあんまりありません。

近未来SFアニメもお一つ、『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』。SFアニメというと『シュタインズ・ゲート』も有名ですが、個人的にはこちらも推したい。こちらも関連要素は「SF」のみ。

参考記事

評価★★★★

多くの視聴者を困惑させる難解なSFアクション映画。ミッションの主目的や方法が漠然としていて「とてもじゃないけど評価できない」と言いたいところですが、問答無用に最後まで視聴させられました。「わからないのに面白い」。それくらい映画作品としての総合力が高い作品です。なんか悔しい。

「時間」や「ループ」を題材としたSF作品ならいくらでもありますが、演出が斬新過ぎて追いきれません。逆再生を多用した演出は朧気ながら理解できても、ボーっと眺めていると凄まじくこんがらがっていきます。

あとから気づきましたが、主人公の名前を一度も呼ばれませんでしたね、「アメリカ人」なんて呼ばれ方はありましたが。感情移入しやすくするためかもしれませんし、「名前がない」こと自体に意味がある……かもしれません。

SF設定の考察がかなり難しく、一般受けしづらい内容かと思っていたら、SF設定抜きでおもしろかったです。とくに豊富なアイデアが敷き詰められた数々のアクションは、誇張抜きで一挙手一投足を追いたくなります。出演者の方々には賞賛の拍手しかありません。

私のSF設定の理解不足で評価して★4としましたが、SF好きで理解力のある方はもっと高評価かも。それでも理解するには複数回見る必要があるので、映画としての印象はやはり「難解」ですね。

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