アニメ『幻夢戦記レダ』あらすじ感想評価|昭和の異世界ファンタジー

幻夢戦記レダ アニメ

今回はアニメ『幻夢戦記レダ』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

『幻夢戦記レダ』の基本データ

タイトル:『幻夢戦記レダ』
監督:湯山邦彦
出演:鶴ひろみ
池田秀一
富山敬
発表:1985年
話数:1話

あらすじ「異世界召喚された女子高生。鍵は想いを込めたカセットテープ」

想い人に声をかけられず落ち込んでいた女子高校生「朝霧陽子」は、突然異次元世界「アシャンティ」へと引き込まれてしまう。
次々と襲いかかってくる謎の兵士に戸惑い追い込まれる陽子だったが、「レダの戦士」として鎧をまとい応戦する。

必死に戦いをくぐりぬけ、人語を話す犬「リンガム」やレダの巫女「ヨニ」と出会った陽子は、彼女の想いを録音した「カセットテープ」こそがすべての鍵だと知るのだった。

オススメ視聴者層

  • 「異世界ファンタジー」好き
  • 昭和作品



勝手に関連オススメタイトル

小説,マンガ,アニメ「聖女の魔力は万能です」

最近の異世界転移ファンタジー。
バトルものじゃありませんし、基本おだやかな作品ですが。

よくよく考えてみると大人の女性が異世界転移したものはよく見かけますが、女子高校生主人公が転移するものはあんまり知りませんね。少ないのかな?

ココが見どころ

丁寧に作られた異世界召喚ファンタジー。

「陽子」の内面も深くフォーカスされており、キャラクターの魅力が一層色濃く描かれている。
ファンタジー要素も重要だが、1時間という短い時間で「異世界召喚された女性の恋心」をよく表現したと思う。
この辺りの情緒はあまり最近の「異世界ファンタジー」では感じ取りづらい点。
キーアイテムの「カセットテープ」も現代の子はわかり辛いでしょうね。

ストーリーには関係ないですが、この作品が「ビキニアーマー」の走りらしいですね。

総評★★★「可もなく不可もなく、だけど丁寧に作られた作品」

昭和の良作らしい丁寧に描かれた絵がすばらしい。
今となっては定番となった「異世界転移」「異世界召喚」というテーマ。
個人的には昭和時代の方がキャラクターの内面に寄り添って作っているイメージがあります(強引な展開は一緒だが)。

最終的な感想としては……悪くなかったけど、特別良くもない。
映像はキャラデザも含め非常にクオリティが高いし、声優さんの演技も見事。
しかし1時間という短い尺に納められたせいか、ストーリーに大きな破たんはないものの見応えとしてはイマイチとなってしまった。できれば2時間は欲しかった。

魅力がいっぱい詰まった作品だが「もう一歩」が足りなかった。

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