アニメ『かくしごと』あらすじ感想評価|笑いと感動の親馬鹿コメディ

かくしごと アニメ

今回はアニメ『かくしごと』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
原作マンガは未読です。

『かくしごと』の基本データ

タイトル:『かくしごと』
作者:久米田康治
監督:村野佑太
話数:全12話
発表:2020年

あらすじ「『かくしごとは何ですか?』」

すこし下品な作品を描くベテラン漫画家「後藤可久士」は娘の「」を溺愛していた。
「漫画家だということを絶対に娘には知られるわけにはいかない」
そんな親バカ漫画家を中心に描かれる、愛と笑いの傑作感動コメディ。

視聴者・読者層キーワード

  • 漫画家
  • 感動
  • コメディ
  • 鎌倉

キーワードで関連オススメタイトル

マンガ、アニメなど「バクマン」

読み味はぜんぜん違う、漫画家をメインテーマにした作品。

マンガ「行け!!南国アイスホッケー部

下ネタ満載の同作者の作品。
アイスホッケー漫画ではない(断言)。

ココが見どころ

漫画家あるあるネタ。
別に漫画家ではなくても「そういうものなんだ」と納得させられるネタを、人の心理をつくようなセリフ回し(基本的にネガティブ)でおもしろく調理されている。

下ネタ中心の漫画を作っている親なら、演出とはいえこんな心持ちになっていても仕方ない。
といっても作中に露骨な下ネタ描写は(あまり)ありません。

主人公が常に家族を思いやっており、コメディシーンの裏にも必ず子どもへの愛が隠れているのも胸に響く。
導入からその空気が伝わり、笑わせられながらもホロリとくる展開に次のエピソードへの期待感が常にあおられた。ぜひ最後まで観てほしい。

総評★★★★★「娘をもつ漫画家の父親の奔走を描く、笑いと感動の名作」

親心に容易に感情移入してしまう作品。
国民的な大作漫画を描いているとこんな悩みをもつこともないのでしょうね……。人によってはどんな仕事でも子どもにバレるのは嫌でしょうが。
主人公の心理も『行け!!南国アイスホッケー部』と同じ原作者だと聞くと説得力が凄まじい。

コメディ部分も大変おもしろいのだが、子どもへの思いやりが胸に響く感動作に仕立てられているのがズルい。これが『行け!!南国アイスホッケー部』の作者か……。

作者ネタはいいとして、楽に観られるのにしっかり感動させられる稀有な作品なので人にオススメしやすい。
気になる方は導入数秒でもいいから観てほしい。

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