マンガ『恋染紅葉』あらすじ感想評価|鎌倉を舞台とした美しい恋物語

恋染紅葉 オススメ紹介

今回はマンガ『恋染紅葉』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

『恋染紅葉』の基本データ

タイトル:『恋染紅葉』
原作:坂本次郎
作画:ミウラタダヒロ
出版社:集英社
巻数:全4巻
発表:2012年

あらすじ「シャッター音とともに静かに始まった二人の恋物語」

緊張するとすぐに顔を赤くしてしまう高校生「葛城翔太」。
翔太が鎌倉を歩いていると人気アイドル女優「紫之宮紗奈」に声を掛けられ、夕焼けを背景に写真撮影をするよう頼まれる。
シャッター音とともに映画のワンシーンのような美しい光景が切り取られ、二人の恋物語が静かに幕を挙げた。

視聴者・読者層キーワード

  • ラブコメ
  • 恋愛
  • 純愛
  • 女優
  • アイドル

キーワードで関連オススメタイトル

小説など「乃木坂春香の秘密」

「萌え」を主体としたラブコメ作品。
キャラクターが全員可愛い。

ココが見どころ

美麗に描かれるキャラクターが最大の長所。デフォルメしても可愛い。

メインヒロインである紗奈の正統派なキャラデザも受け入れやすいし、あとから登場するヒロイン達も個性的な立ち位置で可愛らしい。
世界観を壊さない為か性格は全員「良い子」な面が強く、作画の美しさもあいまってストレスは少ない。

そんな魅力的なヒロインたちから言い寄られ翻弄される主人公だが、なんだかんだ芯は強く持っており、純愛路線を描いてくれたことも嬉しかった。

鎌倉を舞台としたところも情緒があって個人的にはクリティカルヒット。

総評★★★★「美麗な風景に心引き寄せられる恋物語」

作品の魅力の大部分が「女の子の可愛さ」に占められている恋物語。
多少無理のある展開でも高い画力で描かれる女の子たちに納得させられてしまう。

大筋は「人気女優との恋愛」という王道展開。
使い古されている設定ですが、それだけに好きな方も多い魅力的な設定ですね。
そもそも最近で恋愛を主軸にしないアイドルものの方が多いかも。

不満を挙げるとすれば、やはりストーリー。
整合性は取れているものの粗は多く、読み味の似た展開が連続するため飽きも早い。

ただ最後までキャラの可愛さの出し方は十分以上に出せた作りだったため、もう一歩思い切りの良い展開があれば化けたかもしれない(異世界召喚とかはやり過ぎですが)。

全四巻で物足りなさはあるものの、キレイにまとめきった恋愛マンガでした。
個人的に大好きな作品です。

コメント