人魚との友情アニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』あらすじ感想評価

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アニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』

今回はアニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

おすすめ視聴者・読者層キーワード

  • 変身ヒロイン
  • 人魚
  • シリーズ作品
  • 友情

『 トロピカル~ジュ!プリキュア 』の基本データ

タイトル:『トロピカル~ジュ!プリキュア』
原作:東堂いづみ
シリーズディレクター:土田豊
シリーズ構成:横谷昌宏
脚本:横谷昌宏
   守護このみ
   村山功
   井上美緒
   吉野弘幸
   成田良美
放送期間:2021年~2022年
話数:全46話
出演:ファイルーズあい
   花守ゆみり
   石川由依
   瀬戸麻沙美
   日高里菜

プリキュアシリーズ18作目

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あらすじ「新生活の始まりは、人魚との出会いから」

小さな島で生まれ育った少女「夏海まなつ」は中学校入学を機に、都会のあおぞら市へと引っ越すことに。新しいトロピカる生活に期待を膨らませる市内を散策するまなつは、人気のない海岸で人魚の少女「ローラ」と衝撃的な出会いを果たす。
「今、一番大事なことを」
この出会いから彼女たちの人間と人魚の新しい物語が始まる。

ココが見どころ

トロピカルな空気が詰め込まれた作風

最初から最後まで元気に「トロピカっている」空気が詰められた作品。「トロピカル」というなんだか少し気分が上がるワードを起点に明るい世界観が広がっていました。主人公「まなつ」の「今自分にとって一番大事なことをする」という行動指針も作品の雰囲気にマッチしていました。サプライズ感の強い必殺技も今作の雰囲気に合っていて記憶に残りますね。

このような明るい雰囲気を大切にしながら人魚である「ローラ」を交えた友情物語がストーリーの主軸に据えられています。ストーリーとして奥行きはこちらでしっかり物語ってくれました。一部おとぎ話のような物悲しいシーンもありますが、その先にはプリキュアらしいスッキリした展開が待っています。

単純な勧善懲悪ではなく、明るいノリのよさを大前提にした優しい物語でした。明るさが持ち味のプリキュアシリーズの中でも、今作はその色が一層強く押し出されています。

総評★★★「視聴者との温度差が少し気になる」

最後まで観ても作品としての軸のブレをまったく感じませんでした
プリキュアらしい友情物語。「今、一番大切なこと」を考えた行動原理。メイクで可愛く変身する女の子。そして一際明るく作られた世界観。序盤でもたせられた期待感にしっかりと応えてくれた作風でした。放送時期的にどうしても暗い話題が多かったので、この作風に助けられた方も多いでしょう。

ただ作品自体の評価としては、劇中の空気と視聴者の受け取り方に温度差を感じた点が残念。良エピソードもあるのですが雰囲気まかせに走っている印象が強く、少しもったいないという印象も持ってしまいます。次のプリキュアとのバトンタッチを示す最後の犬のくだりは、後味が良くない上にトロピカってもいません。ノリの良さに

マスコットキャラ「くるるん」もただ可愛いだけの存在になってしまっていたので、次のプリキュアではマスコット枠のキャラにも活躍の場が増えるといいですね(『5』とか『スイート』くらい)。「プリキュア」である以上どうしても他のシリーズ作品と比べてしまいますね。

最終的な評価は★3としましたがどうしても他の『プリキュア』シリーズと比べた評価になってしまうので、この作品だけを観てもっと高く評価する人もいるでしょう。未試聴の方にも勧められる『プリキュア』シリーズの入口としても十分以上にクオリティのある作品でした。

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