今回の花は「カタバミ」。
花言葉は「輝く心」です。
基本データ
学名
Oxalis corniculata
和名
片喰、酢漿(カタバミ)
英名
Yellow sorrel
科名
カタバミ科
属名
カタバミ属
開花時期
5~10月
花言葉
「輝く心」、「母のやさしさ」、「喜び」など
花色
黄
名前の由来は「葉の形が食べられているように見える」から
カタバミの名前は「葉の形が半分食べられているように見えること」が由来となっています。
カタバミは漢字で書くと「片食」または「片喰」となるのも、同じ理由からきています。
もう一つの和名「酢漿」は、食べると酸っぱい味がすることから。
こちらの読み方も「カタバミ」といいます。
カタバミを五大家紋の一つ「片喰紋」
カタバミを使った家紋「片喰紋」は、日本の五大家紋の一つとして数えられています(十大家紋の一つでもあります)。
これはカタバミの驚異的な繁殖力からとったもので、「家が絶えない」「子孫繁栄」といった願いを込められて伝えられてきました。日本で昔から大事にされてきたゲン担ぎというものですね。
西洋ではお守りとして信じられてきたカタバミ
カタバミは西洋では、邪悪な魔女や蛇の毒から遠ざけるお守りとして信じられてきました。
戦の際には剣の柄にカタバミを結び付けておくことで、外敵から持ち主を守るよう、願いを込められていたようです。
カタバミの花言葉「輝く心」は、金属をピカピカにすることから
カタバミの名前の由来でも書きましたが、この花(主に根の部分)を食べると、口の中に酸味が広がります。
この酸味を利用して金属を磨くとピカピカに輝くことから、「輝く心」という花言葉につながりました。この花を利用して昔は鉄製の武具や鎧などを磨いていたようです。
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