今回は柊ゆたか先生の『新米姉妹のふたりごはん』について、ネタバレにならない程度のあらすじ、感想、どんな方にオススメなのかをまとめていきます。
この作品をオススメ出来る方(解説は後述)
・日常ものが好きな方
・料理マンガが好きな方
・百合ものが好きな方
作品の基本データ
題名:『新米姉妹のふたりごはん』
作者:柊ゆたか
レーベル:電撃コミックス
私の勝手なジャンル分け:日常コメディ、料理
あらすじ「血のつながりのない姉妹が、料理を通じて絆を深めていく物語」
親の再婚をきっかけに急に姉妹関係になった主人公たちが、「料理」を通じて少しずつ心の距離を近づけていく優しい物語。
抜けてると思いきや割と気の利く姉と、緊張しがちで不器用だけど料理上手な妹。
少しずつ増えていくキャラクターを交え、暖かい料理を食べながら2人の絆が深まっていく。
感想「ただ美味しく、ただ幸せに続く姉妹の日常風景」
主人公姉妹の性格が対照的で、2人の距離が段々近づく展開が王道ながら面白い。
絵もストーリーにピッタリとハマっていて、違和感で世界観から置き去りにされることもなく、非常に安心できる作りになっている。
話の主軸となる料理も魅力的なものが多く、「食べてみたい」という感想はもちろん、「作ってみたい」という感想ももちやすい(私もいくつかチャレンジしました)。
裏切りの無い安心感と引き換えに「ストーリーの起伏」は感じ辛い構成になっているため、「万人受け」というより「好きな人は好きな作品」というのが正直な感想。
ただ幅広い層に受け入れやすい「料理」という題材なので、もっともっと沢山の人に見て受け入れられて欲しい、というのも正直な感想。
要は個人的に、「とても好きな作品」ということです。
オススメできるのはこんな方
日常ものが好きな方
人間離れしたリアクションや、お色気要素などもなく、女子高校生姉妹を主軸とした日常系料理マンガです。
「ハラハラドキドキ」よりも「安心して見れる」マンガを求めている方に。
料理マンガが好きな方
バトル展開のない料理マンガで、あくまで家庭で作る料理を主軸に話が展開します。
料理下手な人にも作れそうなレシピも紹介されていますが、扱う素材や道具が一般家庭のものよりグレードが高いものも多く、見応えのある料理風景も見せてくれます。
百合ものが好きな方
百合といっても濃い恋愛描写はなく、あくまで仲良くなっていく姉妹の風景が主軸です。
世界観的に男女比率が1対9くらいなので、その辺りはご理解を。
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