ギリシア神話のアクション映画『タイタンの戦い』(2010)評価

映画_タイタンの戦い2010 オススメ紹介

映画『タイタンの戦い』(2010)

今回は神話アクション映画『タイタンの戦い』(2010)を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

1981年に公開された同名タイトルのリメイク作品です。

この作品が含む要素やジャンル
・ギリシャ神話
・ファンタジー
・アクション
・冒険
 →似た傾向の作品や、関連タイトルも紹介しています

この作品をオススメしたい方
「神話 & アクション」好きな方

ざっくり作品紹介

タイトル:『タイタンの戦い』
原題:『Clash of the Titans』
原案:フィル・ヘイ
   マット・マンフレディ
監督:ルイ・レテリエ
脚本:トラヴィス・ビーチャム
   フィル・ヘイ
   マット・マンフレディ
製作:ベイジル・イバニク
   ケビン・デ・ラ・ノイ
製作総指揮:リチャード・D・ザナック
      トーマス・タル
      ジョン・ジャシュニ
      ウィリアム・フェイ
撮影:ピーター・メンジース・Jr.
美術:マーティン・レイング
編集:マーティン・ウォルシュ
   ビンセント・タバイロン
出演:サム・ワーシントン
   ジェマ・アータートン
   リーアム・ニーソン
   マッツ・ミケルセン
   アレクサ・ダヴァロス
   ジェイソン・フレミング
   レイフ・ファインズ
   ルーク・エヴァンス
   ティン・ステイペルフェルト
制作国:アメリカ
上映時間:106分
公開:2010年

ざっくりあらすじ

傲慢な神々により地上が支配されていた古代ギリシア時代。横暴な振る舞いに耐えられなくなった人々は反旗を翻し、壮絶な戦いを繰り広げていた。神と人間の間に生まれた「半神」ペルセウスも、家族を殺された怒りから戦いの渦中へ身を投じていく。しかし復讐の道程には幾多の試練が待ち受けていた。

リメイク元の作品:『タイタンの戦い』

ざっくり評価レビュー

★3 ストーリー展開は親切。カタルシスは弱め 

神話をテーマにした作品の多くは、神々の横暴からキャラ関係が複雑になりがち。その複雑さを如何にして分かりやすくストーリーに落とし込むかが大きなポイントとなっています。本作『タイタンの戦い』は説明がかなり親切で、「人物関係」と「ストーリー」の分かりやすさは随一。ドラマチックなキャラ関係が展開されているにもかかわらず、内容を飲み込みやすいように作られています。

見どころのアクションシーンも良好。ファンタジー要素を組み込んだ映像技術に支えられ、大きな不満はありませんでした。

不満点を挙げるとしたら「カタルシスの弱さ」。道程の試練をクリアしても達成感が少なく、終盤もイマイチ盛り上がりに欠けます。濃いキャラクターや技術の高さに対し、「アクション」作品としての魅力が物足りませんでした。

余談ですが監督のルイ・レテリエ氏は日本のマンガ「聖闘士星矢」の熱烈なファンで、本作にもかなりの影響を与えたようです。たしかに神々はみんなキラキラした出で立ちでしたね(笑)

参考・引用元

「タイタンの戦い」は「聖闘士星矢」へのオマージュ : 映画ニュース - 映画.com
ギリシャ神話の英雄ペルセウスの冒険を描く3Dアクション大作「タイタンの戦い」の公開を前に、ルイ・レテリエ監督にインタビュー。同作に込めた思いを語ってくれた。特撮の神様レイ・ハリーハウゼンが製作した名作「タイタンの戦い」(81)のリメイクだが

関連オススメタイトル

監督の関連作品

監督ルイ・レテリエの作品から『トランスポーター』をチョイス。2002年から始まったカーアクション映画シリーズ第1弾で、プロの運び屋「フランク」の仕事人ムーブがカッコ良過ぎる。映画シリーズは2015年の『イグニション』まで続いています。

ファンタジー要素のあるアクション作品

ファンタジー要素と肉感的なアクションの組み合わせから『モンスターハンター』。神はいないけどモンスターとの戦闘描写は通じるものがあるかなと思ってチョイスしました。古代の世界観と肉感的なアクションから『300<スリーハンドレッド>』も推したかったけど、少し毛色が違うかな?

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