歴史映画『ヒトラー 最期の12日間』をざっくりレビュー

映画_ヒトラー最期の12日間 オススメ紹介

映画『ヒトラー 最期の12日間』

今回は映画『ヒトラー 最期の12日間』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

映画『ヒトラー 最期の12日間』の基本データ

あらすじ

「アドルフ・ヒトラー」の最後の12日間を、秘書官を務めていた「トラウドゥル・ユンゲ」や歴史家ヨアヒム・フェストの研究書を基に再現。響く砲撃音。迫りくる軍勢。劣勢に敗北を覚悟した者たちの最後が語られる。

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  • 歴史
  • 戦争
  • 終末

タイトル:『ヒトラー 最期の12日間』
原題:『Der Untergang』
監督:オリバー・ヒルシュビーゲル
製作:ベルント・アイヒンガー
原作:
『ヒトラー 最期の12日間』ヨアヒム・フェスト
『私はヒトラーの秘書だった』トラウドゥル・ユンゲ
              メリッサ・ミュラー
脚本:ベルント・アイヒンガー
撮影:ライナー・クラウスマン
美術:ベルナント・ルペル
音楽:ステファン・ツァハリアス
出演:ブルーノ・ガンツ
   アレクサンドラ・マリア・ララ
   ユリアーネ・ケーラー
   トーマス・クレッチマン
   コリンナ・ハルフォーフ
   ウルリッヒ・マテス
   ハイノ・フェルヒ
   ウルリッヒ・ノエテン
   クリスチャン・ベルケル
   ミハエル・メンドル
制作国:ドイツ
    イタリア
    オーストリア
上映時間:156分
公開:2004年

関連オススメタイトル

同歴史人物から映画『帰ってきたヒトラー』をチョイス。ブラックユーモアたっぷり。

2つ目は戦争を違う角度から捉えた映画として『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』をチョイス。

評価★★★★

結末がハッキリ決まっている歴史物語。舞台のほとんどが避難先のシェルターであるため、閉塞感・終末感がかなり強いです。敗戦濃厚の雰囲気や、それに向かって段々と沈んだり狂っていく各人物の表情が鮮明に映し出されています。対照的に映し出される子どもの姿で、影が一層濃くなっていました。

BGMなしで室内の風景を淡々と流しているのに、絶望感がじわじわ加速していくのがあまりにも痛々しい。最初の1時間でお腹いっぱいに感じても、残酷な光景は遠慮なく増えていきます。希望の見えない物語をこれだけ見せられる経験も珍しいですね。

グロテスクな画面は配慮されているので教材としても扱えそう。ですが内容的に悲惨過ぎるので判断しづらいかも。どうしても扱いに困りますね。

暗い気分のときには観ない方が良いですね。

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