映画『GOEMON』のざっくり映画レビュー|キャストは豪華

映画_GOEMON オススメ紹介

映画『GOEMON』

2009年公開のアクション映画『GOEMON』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

映画『GOEMON』の基本データ

あらすじ

金持ちから盗んだ物を庶民に与えることで、世間に名が知れ渡った義賊「石川五右衛門」。いつも通りに富豪の家から財宝を盗んだ五右衛門だったが、時代をひっくり返す秘密をもつ「パンドラの箱」を盗んでしまい、政権から命を狙われてしまう。自由な生活を望んでいた五右衛門は、戦国の世で再び戦いの渦中へと巻き込まれていくことに。

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • アクション
  • 忍者
  • 戦国時代
  • ドラマ

タイトル:『GOEMON』
監督:紀里谷和明
原案:紀里谷和明
脚本:紀里谷和明
   瀧田哲郎
プロデューサー:一瀬隆重
        紀里谷和明
出演:江口洋介
   大沢たかお
   広末涼子
   ゴリ(照屋年之)
   要潤
   玉山鉄二
   佐藤江梨子
   戸田恵梨香
   鶴田真由
制作国:日本
上映時間:128分
公開:2009年

関連オススメタイトル

毛並みが似ているファンタジー色の時代映画から、『BLACKFOX: Age of the Ninja』をチョイス。画面の迫力は異なりますが、ストーリー含めた全体評価も似た印象を受けます。

2つ目は単純にオススメの時代映画から『居眠り磐音』をチョイス。若い人も楽しめるイチオシ作品なので、未試聴の方はぜひ。

評価★★

CG技術を多く取り入れてファンタジー色強めにした「キャラもの」アクション映画。

時代考証の薄いぶっ飛んだ絵を見せられるので、多少の矛盾を気にせず歴史フィクションを受け入れられます。ストーリーも比較的シンプルにまとめ上げられているので、内容は飲み込みやすい。キャラクターは総じて人間臭く、感情はくみ取りやすい。時折「なんでソコに考えが回らないんだよ」というような迂闊な姿もありますが。一番の見どころは釜茹で。

肝心のアクションシーンが独特で、完全に好みで評価が分かれます。派手な格闘や爆発をCG演出にド派手にすることで、画面の迫力は随一。しかし後半になってくると流石に使い過ぎな感が強く、人が画面に馴染んでいない印象も受けます。違和感を押し付けられ続ける2時間でした。
中盤以降になるとストーリーの粗さが気になる程目立ってくるので、見応えとしても。ボスである「秀吉」は極悪な行動をみせても小悪党らしさは抜けず、悪役の魅力も欠けています。最初は話を受け入れられても、後半になるほど辛くなっていくのはアクション映画としてどうなんでしょうか。設定は悪くないと思うんですが……。

見映えは華やかでも素直に消化できない、ペンキでデコレーションしたショートケーキのような作品でした。最終的には「ケバケバしい」という印象が強く残り、自分でもビックリするほどに満足感がなく、アクション作品としてオススメはできません。キャストは有名人を多く起用しているので、話題には事欠かないとは思います。

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