ドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン ただいま』あらすじ感想評価

皇帝ペンギンただいま オススメ紹介
皇帝ペンギンただいま

映画『皇帝ペンギン ただいま』

今回は映画『皇帝ペンギン ただいま』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画『皇帝ペンギン ただいま』の基本データ

タイトル:『皇帝ペンギン ただいま』
原題:『L’empereur』
監督:リュック・ジャケ
ナレーター:ロマーヌ・ボーランジェ
      シャルル・ベルリング
      ジュール・シトリュク
      草刈正雄(吹き替え)
公開:2017年
制作国:フランス
上映時間:85分

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あらすじ「今日も始まる美しいペンギンたちの日常風景」

母は卵を父親に託し海へ。母が帰るまでの120日の間、父は卵を守り続ける。無事だった卵は孵り、別れの瞬間まで過酷で美しい世界を両親と共に生きる。
そして小さなコウテイが海へと向かうときが、またやってくる。

ココが見どころ

美しい映像とともに鮮明に切り取られたリアル

グッと引き込まれる海の青さとともに幕が上がる本作。人間では数時間も生きていられない過酷な環境で過ごすペンギンたちの特別でも何でもない日常を切り取った作品です。

数え切れないほどのヒナの中から我が子を探す親。生死を分ける20秒間の卵の受け渡し。人間なら簡単に超えられる程度の段差でも、ペンギンにとっては断崖絶壁も同様で。
待ち受ける数々の試練をペンギンたちはどう乗り越えていくのでしょう。

美しく海中を優雅に泳ぎ、地上では白と黒の愛くるしいフォルムに映っていた彼らの姿が、視聴後にはまったく違った美しさで彩られます。

総評★★★★「過不足なくドキュメンタリーとして成立する作品」

アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞した「皇帝ペンギン」の続編にあたる作品で、自然の厳しさがこれでもかというほど詰め込まれた一作。ドキュメンタリー作品としてのおもしろさも堪能しながら、単純にペンギンの生態についての勉強にもなります。

可愛らしさだけを見ていた人にとっては、汚れながら過酷な環境を懸命に生き抜く彼らの姿はかなりショッキングに映るでしょう。愛らしさ想像上の姿と、現実の姿の高低差で風邪をひきそうになります。
それでも視聴後には皇帝ペンギンのことが好きになる素敵な映画に仕上がっています。命がけで家族を守る彼らの姿は、一言で表すと「感無量」。涙もろい方はハンカチのご用意を。

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