映画『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』
今回は映画『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
映画『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』の基本データ
あらすじ
幽霊を見ることができる能力をもつ青年「オッド」は、幽霊たちの訴えに応えて数々の未解決事件の犯人を突き止めてきた。ある日凄惨な殺人事件を予知してしまったオッドは、未然に惨劇を防ぐべく調査を始める。恋人「ストーミー」の協力のもと調査を進めていくオッドは、大事件の犯人を突き止めることができるのか。
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- 超能力
- サスペンス
- ホラー
- ミステリー
- 幽霊
- SF
- グロテスク注意
タイトル:『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』
原題:『Odd Thomas』
監督:スティーブン・ソマーズ
製作:スティーブン・ソマーズ
ジョン・バルデッチ
ハワード・カプラン
製作総指揮:カーステン・ロレンツ
スティーブン・マーゴリス
マイケル・アラタ
脚本:スティーブン・ソマーズ
出演:アントン・イェルチン
アシュリー・サマーズ
レオノア・ヴァレラ
マシュー・ペイジ
ケイシー・メッサー
アディソン・ティムリン
ググ・ンバータ=ロー
ニコ・トルトレッラ
パットン・オズワルト
ウィレム・デフォー
制作国:アメリカ
上映時間:96分
公開:2013年
原作:ディーン・クーンツ『オッド・トーマスの霊感』
関連オススメタイトル
日本作品ですが似たような設定から『さんかく窓の外側は夜』をチョイス。こちらはマンガが原作の実写化映画ですね。
総評★★★★
予想以上に楽しめてビックリさせられました良質B級映画。
- 行動基準があいまいで、序盤は目的がフワフワ。
- 展開の繋ぎ方が不自然
- 「今のところってこういう意味かな?」といった具合に理解に時間がかかる
- グロテスク描写
こんな感じで演出や展開に物足りない部分や、不満点はいくらでも出てきます。しかし魅力的な設定とストーリーに支えられ、最後には感動までさせられるなど予想以上に満足させられました。侮っていただけに、ちょっと悔しい。
主人公の雑に優秀な超能力、想像を掻き立てられる怪物「ボダッハ」のホラー設定など、キャラの設定はとくに秀逸。主人公の能力は戦闘ではなく
- 会おうと思った相手にバッタリ出会える能力
- 予知能力
- 「死」に引き寄せられる怪物「ボダッハ」が見える能力
といった具合に一工夫がいるものばかり。派手さこそないものの、超能力をもった主人公の活躍を描いたホラーサスペンス作品としては王道な作品で観やすい内容でした。
ただ嫌悪感を煽るB級映画らしいグロテスク描写は注意。どこか安っぽいカメラワークや演出なんかは笑えもしますが、ゾンビメイク以外にも虫を使った生理的にキツイ表現がそこそこあります。苦手な方は避けた方が良いでしょう。
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