映画 『スター・トレック BEYOND』あらすじ感想評価

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映画 『スター・トレック BEYOND』

今回は映画『スター・トレック BEYOND』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画 『スター・トレック BEYOND』 の基本データ

タイトル:『スター・トレック BEYOND』
原作:ジーン・ロッデンベリー
監督:ジャスティン・リン
出演:クリス・パイン
   ザカリー・クイント
   カール・アーバン
   ゾーイ・サルダナ
   サイモン・ペッグ
   ジョン・チョー
   アントン・イェルチン
   イドリス・エルバ
公開:2016年
制作国:アメリカ
上映時間:122分

前作

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  • SF
  • アクション
  • 宇宙
  • 友情
  • 未来
  • 過去
  • タイムパラドックス

あらすじ「偉大な父をもつ故に思い悩むカーク」

エンタープライズ」の長期任務に就いて三年の月日が流れ、「カーク」は30歳の誕生日を前に自分の進退について考えていた。偉大な艦長として慕われていたカークの父が命を落とした年齢となる自分は、果たして父の存在へと近づけているのだろうか。その不安から自ら一線を退き、艦長の座を副官「スポック」へ譲ることを考え始める。
しかし当のスポックもある報せをきっかけに、自分の将来について頭を悩ませていた。

ココが見どころ

過去作よりパワーアップしたSFアクション

前作と同様に異文化コミュニケーションで幕が上がる本作ですが、序盤はどこか違う雰囲気を感じます。
前作『スター・トレック イントゥ・ダークネス』では「カーク」の未熟な態度が目立つため、現状に対する不安とこれからの成長に対する期待を感じさせるスタートでした。
しかし艦長としての自覚が確立された本作では慌ただしい雰囲気はなく、しっとりとしたスタート。朝も夜もない宇宙生活が日常となるほどに経験を積んだ結果、「スポック」に艦長を譲り、自らは前線を退く未来を見るようになります。

序盤にこういった内面に関する複線を張り、そこから激動のSFアクションが始まります。
今までも敵陣営との戦力差が大きい場面はありましたが、今作は一縷の希望も与えないと言わんばかりにより深い絶望へと突き落とされる。まったく効かない自陣営の兵器。いともたやすく侵入され、破壊されていく「U.S.S.エンタープライズ」。失っていく仲間たち。

しかし彼我の絶望的な戦力差にも関わらず、船員たちがあまり悲観的な表情を見せないあたり、長い時を経て築いてきた絆の強さも窺えます。
この状況から徐々に希望をこじ開けていくメンタリティと、頭のネジが外れた派手な大立ち回りが結果として後半の大きな爽快感を生んでいきます。

総評★★★★「見応えは今までで最高」

前作までのストーリーをしっかりと引き継ぎ、付き合いが長くなった仲間たちならではのチームワークも嬉しかった。頭がオカシイとしか思えない命令もすんなり受け入れ、熟練の動きで立ち回るクルーたちの姿は笑いを誘う。一部の常識人たちがツッコミを入れるところも視聴者の代弁者として非常に優秀でした。

「スター・トレック」「イントゥ・ダークネス」と続いて第三作(シリーズ全体としては他にもありますが)となった本作は、SFアクションが強化され、映像作品として分かりやすい楽しみ方が増えました。敵陣営の強さも際立たせることで、そこから逆転劇を狙う爽快感も一塩。個人的には三作品の中で一番見応えのあるクオリティだと思います。

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