今回は映画『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』を紹介。
あらすじ、感想、個人的な関連オススメ作品をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
※視聴の際は、事前に『マン・オブ・スティール』を視聴することを強く推奨。
オススメ度★★★
キャラクター ★★★★★
ストーリー ★★★
設定 ★★★
オススメ視聴者層の好み
・ヒーロー
・ダークヒーロー
・超能力
・アクション
『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』の基本データ
制作国:アメリカ
監督:ザック・スナイダー
脚本:クリス・テリオ
デビッド・S・ゴイヤー
公開:2016年
あらすじ「強すぎる力に『恐怖の象徴』が動く」
ゾット将軍の侵略から地球の危機を救った「スーパーマン」。
正義を体現する者として彼をたたえる者がいる一方、その大きすぎる力に恐怖を抱き、危険と唱える者も多く存在した。
以前のスーパーマンの戦いで自社社員を失った「バットマン」も、彼の正義に疑問を持っており……。
感想・評価
キャラクター★★★★★
タイトル通り二人のヒーローの特色が強く出た作品。
特徴を比較すると、戦闘面でのスペックはほぼスーパーマンが優ってます。
(あくまで本作内でのスペック)
とくに腕力やスピードなどの身体能力は圧倒的な差がありますね。
移動手段についても車やワイヤーを使った移動がメインのバットマンに対し、スーパーマンは飛行能力をもっています。
他にも目からビーム(ヒートビジョン)などの特殊能力には、バットマンの武器や技術も通じ辛い。
ただ力が劣るゆえに真っ向から組み合わず、「人間らしい」手段を用いることに関してはバットマンの方に分があります。
ストーリー★★★
前半はバットマンとスーパーマン両者の背景を語りつつ、スペックの差を明確にしていく。
内面を描写するために静かな展開が続くこともあり、人によっては退屈するかもしれない。
後半は待望のアクションメインとなり、強引な展開はあるものの派手な絵面で楽しめる。
しかし、個人的な感想としては『マン・オブ・スティール』のアクションシーンと比較してパワーダウンしたと感じた。
ボスキャラのインパクトが薄いというのも惜しい点。
設定★★★
『マン・オブ・スティール』を観ていないと、スタートから置いていかれてしまう。
また他のヒーロー作品を視聴済みでないと、この作品を完全に漫喫できないのも痛いところ。
複数のヒーローが出演する以上仕方ないことではあるのだが、設定を1つの作品内で完結させないと”ふるい”にかけられる人が出てくる。
総評★★★「『次につなげるため』の作品」
前半部分で「正義」について時間を使っていましたが、それを上手く消化できておらず、迫力のあるアクションシーンで誤魔化した印象を受けました。
「正義」なんて抽象的なものに明確な答えを出すのは不可能ですが、そういった表現に出口を設けなかったのは少し残念。
良くも悪くも次回作への「つなぎ」という感想が残る作品。
迫力もあり十分おもしろいと感じるのだが、前作『マン・オブ・スティール』を前提としている以上、比較されるのも止む無しか。
『マン・オブ・スティール』を観た方ならある程度楽しめる作品になっています。
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