今回は映画『メカニック』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『メカニック』の基本データ
タイトル:『メカニック』
監督:サイモン・ウェスト
出演:ジェイソン・ステイサム
ベン・フォスター
ドナルド・サザーランド
公開年:2011年
あらすじ「凄腕の殺し屋『アーサー』の元に、妙な依頼が舞い込み……」
数多くの依頼を達成してきた凄腕の殺し屋「アーサー・ビショップ」。
そんな彼に恩人「ハリー」を殺せという依頼が届き、悩みながらもアーサーはこれを承諾する。
依頼の後、ハリーの息子「スティーヴ」がアーサーの元を訪ね……。
オススメ視聴者層
- 「殺し屋」映画好き
- 「アクション」映画好き
- 「シリアス」映画好き
勝手に関連オススメタイトル
小説「グラスホッパー」
複数の「殺し屋」が現代日本を舞台に立ち回る作品。
文庫本一冊でテンポよく読めます。
小説 or マンガ「陰の実力者になりたくて!」
「目立たず影から仕事をする」つながりで。
タイトル通り「目立たず陰から密かに物語に介入する」主人公の話。
こちらはギャグ・コメディ要素が強く、余韻はまったく異なりますのでご理解を。
コメディ路線のマンガだと『暗殺教室』。
順当な殺し屋マンガだと『ゴルゴ13』などが挙がりますね。
ここが見どころ
「殺しのプロ」たちの、視聴者だけに見える歪な関係
メインキャラである「アーサー」「スティーヴ」二人の関係が一番の見どころ。
シンプルだった二人の関係性が、過ごす時間とともに段々と複雑性を帯びてきます。
始まりからクライマックスにかけて、このポイントからは目が離せません。
「洋画らしい」アクションシーン
邦画じゃできないであろうアクション。
銃はもちろん、身の回りにあるものを最大限に使って脅威を排除します。
洋画に慣れていれば平気ですが、慣れていない方は少々エグいシーンもあるため注意。
あと車はよく吹っ飛びます。
殺し屋らしいセリフやブラックジョーク
長いこと殺し屋をしてきたから出る、妙に納得させるセリフの数々がいちいちカッコイイ。
絶対日常で使うことのないものも多いですが、マネしたくなりますね。しませんが。
洋画だからこそ飛び交うジョークの数々も、日本作品にはない感性を感じさせますよね。
コメディ作品ほどではありませんが、この作品にもチョコチョコ飛ばしてきます。
かなりシリアスなシーンでも飛ばしてくるので、割とブラックジョークの割合は多いですね。
「夕食が消えたな」は笑えない。
総評★★★★「まさに『殺しのプロ』を描いた映画」
土地や建造物の大きさ、銃社会、街中の描写や事件の起き方。
キャスティングを含め、洋画を見る度にカルチャーショックを受けます。
とくにアクションシーンは今の邦画じゃできないエグさがありますね。私が見ないだけかもしれませんが。
繊細な方が観る際は、夕食にステーキを出すのは控えた方がいいでしょう。
作品全体の流れを観ると、最初から最後まで情報が整理されており、視聴者が迷子にならず観られる優秀作品でした。
視聴後には「まさに『殺しのプロ』を描いた映画」という感想が自然に出てきます。
ジャンルの得意不得意はありますが、男性には広くオススメしやすい完成度の高い作品です。
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