時間=お金(?)なSF映画『TIME/タイム』評価レビュー

映画_inTime オススメ紹介

映画『TIME/タイム』

今回はSFスリラー映画『TIME/タイム』を紹介。
あらすじやキャストなどの基本データ、評価をざっくりとまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

出演者やジャンル、満足感などいろんな視点から見た関連作品も紹介しているので参考にしてみてください。

コトホギ
コトホギ

この作品は
 「時間SF設定が好き」な方

にオススメです

この作品が含む要素やジャンル
・SF
・時間
・サスペンス
・スリラー

 →似た傾向の作品や、関連タイトルも紹介しています

ざっくり作品紹介

ざっくりあらすじ

遺伝子操作により人類は25歳を堺に肉体年齢が止まる世界。25歳を過ぎた後の余命は通貨として取引されるため、人々は働き、また暴力的な手段で時間を奪い合っていた。青年ウィルも少ない時間に追われる毎日を送っていた一人だったが、ある日社会の真実を知り……。

タイトル:『TIME/タイム』
原題:『In Time』
監督・脚本:アンドリュー・ニコル
出演:ジャスティン・ティンバーレイク
   アマンダ・セイフライド
   アレックス・ペティファー
制作国:アメリカ
上映時間:109分
公開:2012年

ざっくり評価レビュー

★4 太いSF設定が作品を最後まで支えた一作

余命(時間)を金銭的な価値観で捉えながら、他の可能性も匂わせる近未来SF映画。とにかく「余命≒時間」のSF設定が魅力的で、割とありそうであまり見かけない世界観でした。考察できる要素は多いのですがストーリーは割とシンプルで、富裕層と貧困層の対比も分かりやすかったです。富裕層は余命(時間)が余っているため、日常の振る舞いに差がでるというのも説得力がありました。

中盤までストーリーに起伏はほとんどなく、淡々とストーリーが進んでいきます。首を傾げたくなるような演出や設定の甘さも散見しますが、一貫して大事にされる「余命」の設定が作品を最後まで支え続けました。とくに全体的な演出に物足りなさはあるものの、クライマックスの飾り方は結構好きでした。

作品として物足りないところはありますが、SF映画が好きな方なら結構楽しめると思います。

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