映画『メカニック:ワールドミッション』あらすじ感想評価|殺し屋アクション

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映画『メカニック:ワールドミッション』

今回は映画『メカニック:ワールドミッション』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画『メカニック:ワールドミッション』の基本データ

タイトル:『メカニック:ワールドミッション』
監督:デニス・ガンゼル
脚本:トニー・モジャー
   フィリップ・シェルビー
出演:ジェイソン・ステイサム
   ジェシカ・アルバ
公開:2016年

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あらすじ「凄腕の殺し屋『アーサー・ビショップ』、再始動。」

凄腕の殺し屋「アーサー・ビショップ」に再び難題が降りかかる。


裏社会から足を洗った「アーサー・ビショップ」のもとに、再び仕事の依頼が舞い込んできた。
依頼者から身を隠すため、昔の伝手をたどってある島へ向かったアーサーだったが、今度は妖艶な女性の影が忍び寄る。
果たしてこの女性は敵か、味方か……。

おすすめ視聴者・読者層キーワード

  • 殺し屋
  • アクション
  • 裏社会

ココが見どころ

「プロの殺し屋」としての魅力

今作でも「カッコイイ殺し屋アクション」は健在。
凄腕の殺し屋「アーサー・ビショップ」のアクションがOPからフルスロットルで、初見者も前作からのファンにも見応え抜群のアクションで魅せてくれました。

潜入ミッションの際には、多対一の状況で丁寧に敵を処理していく姿はまさしく「プロの殺し屋」の風格

個人的にはとてもお気に入りなのは、「プール」でのお仕事で、異常な緊迫感をまといながら仕事を遂行する姿は一見の価値ありです。

反面アクション部分を除いた「カッコイイ殺し屋」としてのイメージは、前作から少しブレてしまった感があります。
スマートに仕事を終わらせられそうな所をアクションにもっていくのは、演出としては仕方ないでしょう。
しかし硬派なイメージが強かった「アーサー」が女性関係で仕事を決めたり、状況を左右する様子は前回からのイメージからは少々ズレを感じます。

新規ヒロインの参入

新しく登場した女性「ジーナ」が大きな要素として取り入れられた本作。
ただのお飾りヒロインというわけではなく、確かな芯をもった性格で自発的に行動を起こせるキャラとして魅力を放つ。
色気のあるシーンも多く、前作とは違った味付けで楽しめる点は成功といっていい。

前作ではアーサーの人物背景を掘り下げることが主だったが、今回のストーリー背景担当は彼女を中心に展開される。
振り返ってみると「窮地に陥った彼女を救うために行動する」というシンプルな指針となっているおり、前作の複雑な心境を表す描写は少ない。

その分1時間半とは思えない密度のミッションをこなしているため、評価視点では一長一短といえる。

総評★★★★★「健在の強さで暴れ回る殺し屋アクション」

物語の根幹と言える「殺し屋アクション」の完成度の高さは変わらず健在。
ストーリー部分においても前作に囚われ過ぎず、「ヒロインを助けるために奮闘する殺し屋」というライトな内容にまとまっています。

1.5hという短い時間にこれだけの密度のアクションを詰め込んだ作品は珍しく、広く満足させられる一作と言えるでしょう。

しかし前作『メカニック』の続編として見ると
・人物像のブレ
・背景の浅さ
といった点が気になり、高くそり立ったハードルを超えるのは難しかった。
「プロの殺し屋」としてのあり方が強く残った前作からのファンにとっては、少し肩透かしを食らった形になります。

とはいえその分を差し引いてもストーリーの筋の通った進行、アクション部分のクオリティの高さに支えられ、★5の評価に疑いの余地はありません。
個人的な好みとしては前作に軍配が挙がりますが、本作の方がライトな内容であることや、前作を観なくても楽しめるところは強いですね。

「殺し屋」「アクション」といった裏社会の大立ち回りを描くジャンルの映画をオススメする際には、文句なく候補に挙がる一作でしょう。

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