映画『ワイルド・スピードMEGAMAX』あらすじ感想|シリーズ第5作

ワイルド・スピードMEGAMAX オススメ紹介
ワイルド・スピードMEGAMAX

『 ワイルド・スピードMEGAMAX 』

今回は映画『ワイルド・スピードMEGAMAX』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画『 ワイルド・スピード MEGA MAX 』の基本データ

タイトル:『ワイルド・スピード MEGA MAX』
監督 ジャスティン・リン
脚本 クリス・モーガン
製作 ヴィン・ディーゼル
ニール・H・モーリッツ
マイケル・フォトレル
製作総指揮 アマンダ・ルイス
サマンサ・ヴィンセント
出演者:ヴィン・ディーゼル
    ポール・ウォーカー
    ジョーダナ・ブリュースター
    ドウェイン・ジョンソン
    タイリース・ギブソン
    リュダクリス
    サン・カン
    ガル・ガドット
    マット・シュルツ
公開:2011年

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あらすじ

懲役25年を課された「ドミニク」を救った「ブライアン」と「ミア」は国際指名手配犯となってしまい、ブラジルの地にその身を隠していた。かつての仲間「ヴィンス」と再会する二人だったが、彼らを待ち受けていたのは更なる試練。そしてアメリカ外交保安局の捜査官「ルーク・ホブス」の追跡の手も確実に迫っていた。

ファミリーが平穏に暮せる地を望んだブライアンたちは、世界各地から頭のネジが外れたメンバーを集め、一発逆転の超高難度ミッションに挑んでいく。

おすすめ視聴者・読者層キーワード

  • アクション
  • 裏社会

ココが見どころ

ファミリーとしての一つの区切り

前作の『MAX』で煽られた期待感に導入からしっかり応えてくれる。『無印』『MAX』のストーリーの流れを正当にくみつつ、今作ではスパイ映画のような「ミッション」要素が取り入れられた。

今までの『ワイルド・スピード』では気の利いたジョークでニヤリとする描写が多かったが、今作ではそれに加えて微笑ましい表現が多くなった。とくにドミニク。
ジゼルがハンを車に乗せるところでニコニコ。カーレース会場に赴いて「帰ってきた気分だ」とニコニコ。仲間とのやりとりでもニヤニヤニコニコ。
過去のレースを引き合いに出して、ドミニクの「ズル」を根に持っているブライアンにも笑える。ブライアンとのわだかまりが溶けた反動なのか、ニコニコの多いドミニクが印象に強く残った。間違いなく『ワイルド・スピード』シリーズの中で一番曇りのない笑顔を見られる作品となった。

過去最高のカーアクション

超強化されたカーアクションシーンは、「カーアクション」というカテゴリに加えていいものか迷うほどに周囲に大迷惑をかける。ストーリーの主軸がチームミッションとなっており、その破天荒なプランについていけるメンバー全員のスペックの高さがすさまじい(というより狂ってる)。
格闘アクションもふんだんに詰め込まれ、ミッション前に高められたワクワク感にしっかり応えてくれた。心なしかドミニクの肉体がいつもより逞しく感じたが、まさかあんなことになるとは……。
終盤には今作最大の見どころであるカーアクションが待ち受けているので、ぜひ期待してご覧いただきたい。良い子はマネしないように。

総評★★★★★「正当進化したシリーズ最高傑作」

「無印」「MAX」と続いてきたブライアン&ドミニクの関係が明瞭になり、一つの答えに行き着いた『ワイルド・スピード』シリーズ第5作。
豪快すぎるアクションと、終盤につなげるために着々と進められる準備、チームメンバーとのやりとりなど良い所を上げればキリがない。関係性のわだかまりを払拭するに向けて世界観も今までより明るくなっており、読後感も「カーアクション映画を観た!!!」と爽快で非常に良かった。
不満点を上げれば吹替え版の一部の演技に大きい違和感が生じたところ。人によってはかなり気になってしまうので、出来ることなら字幕盤をオススメしたい。

シリーズはまだまだ続きますが、ブライアン&ドミニクの関係をクオリティ高く、ふと振り返ってしまうようなエピソードとしてまとめてくれたことには心の底から感謝。
ココまでくるのに4作品と長い時間がかかってしまったが、それだけに心地よい満足感に浸れる一作でした。

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