2月に書いた『オススメ小説』記事のまとめです。
2作とも個人的に高評価。
よっぽど気に入らないと読み返すことは滅多にないのですが、2作とも定期的に読み返す作品ですね。
2月のオススメ小説記事まとめ
『傍聞き』
リンク
基本データ
タイトル:『傍聞き』
作者:長岡弘樹
出版社:双葉社
発行年:2008年
あらすじ「4つの傑作短編ミステリ」
「救急隊員」「刑事」「消防署員」「受刑者の更生施設の施設長」。
それぞれのキャラクターならではの立場を利用したミステリ短編を収録。
読者を問答無用で納得させる短編ミステリ4編。
感想評価★★★★★
読みやすさと内容、両面で文句なく高評価。
本の薄さに反して内容が濃く、ミステリらしい終盤の爽快感も相まって、一冊で大きな満足感を得られる。
ミステリの好き嫌い、老若男女問わずオススメしたい。
『植物図鑑』
リンク
基本データ
タイトル:『植物図鑑』
作者:有川浩
出版社:角川書店
文庫:幻冬舎文庫
発行年:2009年
あらすじ「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」
仕事の飲み会の帰り、「さやか」は路上に転がる行き倒れ青年「樹」を拾う。
翌朝その自分の行いに頭を抱えるも、起き抜けに並べられた朝食に胃袋をつかまれ……。
感想評価★★★★
恋愛描写がかなり濃く描かれている(同作者の他作品と比べるとマイルドな気がしますが)ため、「恋愛小説」好きの方にはオススメしやすいです。
その辺りを受け付けるか否かで評価が分かれそうですが、植物関連の知識もおもしろく、個人的にはぜひ読んでほしい一作。
コメント