今回の花はツバキ。
花言葉は「控えめな素晴らしさ」です。
基本データ
学名
Camellia japonica
和名
椿
英名
Camellia
科名
ツバキ科
属名
ツバキ属
開花時期
12~4月
花言葉
「ひかえめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「罪をおかす女」など
花色
赤、白、ピンクなど
花名の由来
ツバキ(椿)の名前の由来は複数の説があります。
- 艶のある葉をつけた木「艶葉木(ツヤバキ)」「津葉木(ツバキ)」から転じた
- 厚い葉をつけた木「厚葉木(アツバキ)」から転じた
といったものを始め、複数の説が存在します。
色別の花言葉
既に述べたようにツバキの全体的な花言葉は「ひかえめな素晴らしさ」、「気取らない優美さ」ですが、ほかの花と同様に言語や色によって異なる花言葉を持ちます。
赤の花言葉が特に情熱的でカッコイイですね。
全体的な英語の花言葉
admiration(感嘆)、perfection(完全)
赤色のツバキ
「気取らない優美さ」、「謙虚な美徳」
英語の花言葉は「You’re a flame in my heart(あなたは私の胸の中で炎のように輝く)」
白色のツバキ
「完全なる美しさ」、「理想の愛」、「至上の愛らしさ」、「申し分ない魅力」
英語の花言葉は「loveliness(愛らしい)」、「adoration(愛慕)」
ピンク色のツバキ
「控えめな美」、「慎み深さ」
英語の花言葉は「longing(恋しく思う)」
神聖な植物と、その裏側
万葉集に登場したり儀式に使われるなど、ツバキは日本で古くから親しまれてきた植物です。
霊力が宿る植物として神社などに植えられ、儀式では邪気を祓うための「卯杖」として神聖な儀式を支えていました。
茶花としては一年を通して飾られることが多く、「茶花の女王」とも呼ばれるほどです。伝統的な日本文化と深い関係を築いていますね。
しかし、それとは裏腹に縁起の悪い花としても扱われていました。
江戸時代の武士たちは、散り際にポトリと落ちるツバキの様子から首が落ちる様子を連想し、忌み嫌いました。
また、ツバキには「罪をおかす女」というネガティブに捉えられる花言葉をもちます。
これは小説『椿姫』(アレクサンドル・デュマ・フィス著)の主人公マルグリットに由来していると言われています。
小説を読んだことのある私個人の意見としては、罪を犯す女というのは間違いではないのですが、ネガティブな意味に捉えてほしくはないです。
「罪をおかす女」という字面だけでは難しいですが、原作を読んで判断しないと勿体ないと感じてしまいます。
椿油
椿油も有名ですね。シャンプーのCMでもたびたび目にします。
歴史も古く、平安初期には食用や灯り用、化粧用、そして不老不死の薬として重宝されていました。
髪に使用する場合は、主に「髪に艶を出す効果」と「保湿効果」が高く、女性からの高い支持を得ています。
肌の美容目的に使用してもOK。ニキビ予防にも貢献してくれます。
過去記事では違う植物の油についても執筆しておりますので、よろしければ参考にご覧ください。
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