1月に紹介した小説タイトルをまとめました。
ライトノベルの『エクスプローラー』を含め、質の高い内容とほどよい長さで3作品とも読みやすかったです。
小説『怪盗探偵山猫』★★★★
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盗んだ相手の悪事を暴き、現場に痕跡を残さない謎にみちた窃盗犯「山猫」。
「殺人をしない」とされていた「山猫」だが、とある殺人事件の犯人として挙げられたことから物語が始まる。
トリックより「山猫」のミステリアスな魅力でスッキリと読める作品。
ほどほどの長さなので、読書慣れしていない方でも比較的読みやすい小説です。
小説『グラスホッパー』★★★★
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殺された妻の復讐のために非合法組織に潜入した元教師の「鈴木」。
ナイフを使った近接の殺しを得意とする殺し屋「蝉」。
対峙したものに自ら死を選ばせる、自殺を専門とする巨体の殺し屋「鯨」。
三人の思惑が交錯し紡がれていく殺し屋小説。
視点によって章が細かく分かれており、テンポ良く読める。
ユーモアあふれる内容なので、読後はどこかニヒルな気分になります。
『エクスプローラー』★★★★
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一般人とは違った環境で育ち、特殊な能力をもった高校生「霧元透」。
特異なその能力を活かし、非合法探し物サイト「エクスプローラー」の依頼をこなしていく中で、ある厄介な事件に巻き込まれていく。
裏社会という暗めな世界を、青春時代の主人公たちが走り回ることでスッキリ読める作品になっています。
キャラクターたちの性格や能力がシンプルかつ魅力的に描かれており、個人的にイチオシの作品。
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