今回は映画『バトル・ドローン』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『バトル・ドローン』の基本データ
タイトル:『バトル・ドローン』
監督:ミッチ・グールド
出演:ルイス・マンディロア
ドミニク・スウェイン
マイケル・パレ
公開:2018年
ジャンル:SFアクション
あらすじ「荒くれ者傭兵部隊 VS 殺人機械兵士」
「ビンセント・レイカー」の率いる傭兵部隊は、銃器を反政府軍へと提供するという依頼を受け、とある原子力発電所へと向かう。
現地に到着すると得体の知れない「機械の兵士」の襲撃に遭い、レイカーたちは困惑しつつも反撃を試みる。
銃弾でのダメージも薄く、猛然と襲いかかってくる機械兵士に、個性派ぞろいの傭兵たちはどう立ち向かっていくのか。
オススメ視聴者層
- 「傭兵映画」好き
- 「アクション」好き
関連オススメタイトル
映画「ターミネーター」
未知の機械と敵対するところから。
方向性的には近いが予算とか規模が……。
ココが見どころ
銃火器を主体に接近戦もこなす多彩なアクション
ハイスピードアクションではなく、スローを多用して1つひとつのシーンに厚みを持たせた。
未知の機械を相手にしても、的確に弱点を分析し突破できるチームの技量の高さもお見事。
身軽な接近戦、重量による肉弾戦、狙撃による打開力などメンバーそれぞれの長所を活かしたアクションを見せる。この辺りはセリフで説明しなくても丁寧に映像をつくっており、しっかりと絵で伝えてくれるのも嬉しかった。
ただアクションにスローを多用し過ぎて、視聴者に違和感を与えてしまった点は頂けない。
個性豊かな傭兵たち
それぞれのキャラに見せ場があり、アクの強いキャラも定番通りの展開ではあるがキレイに調理しきった。
深みのあるシーンはないものの、複線は回収しているし、細かいところは気にしない「荒くれ者だらけの傭兵部隊」といった雰囲気も出ている。
約1時間半という短い尺の中で、各キャラの個性を表現しきった点は評価したい。
終盤に一瞬コメディ色が強くなる
それまでの展開からうって変わり、終盤には若干コメディ色のある空気が漂い始める。
なんでこんな展開になるのかと首をかしげたが、作品をぶち壊しにするほどの描写ではなかったのでセーフ。
終盤に限ったことではないが、設定や描写はかなり無茶をしており、ツッコミ気質な方が観るとそれなりに疲れるかもしれない。
総評★★★「粗さが目立つが、単純に絵で楽しめる傭兵アクション」
スローを多用し過ぎてチープな印象が強く、単調な演出や設定の粗さから評価は上げ辛い。
しかし、単純に「絵」から楽しさが十分に伝わってくる良い作品だと思います。
いかにも「傭兵」といった雰囲気でキャラ立ちもしっかりしており、短い尺もあいまって楽に観られる洋画。
気持ち的には少し色をつけたかったものの、最終的には★3といった評価に落ち着いた。
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