映画『ハードコア』あらすじ感想評価|一人称視点のFPSゲーム映画

オススメ紹介

今回は映画『ハードコア』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

『ハードコア』の基本データ

タイトル:『ハードコア』
監督:イリヤ・ナイシュラー
出演:シャールト・コプリー
   ヘイリー・ベネット
   ダニーラ・コズロフスキー
発表:2015年

あらすじ「サイボーグとなった己の体を駆使し、愛する者を取り返す!」

男は研究室のような、妙な機械が並んだ部屋で目を覚ました。

近くにいた研究者の女性「エステル」が目覚めた男に気づき、男は危険な状態からサイボーグの体となって蘇ったことを知らされる。

どうやら彼女は男にとって大事な存在らしい。

記憶も状況も朧気なまま彼女につきしたがっていると、奇妙な能力を使う男「エイカン」の襲撃により男は痛めつけられ、エステルは誘拐されてしまう。

己の体に困惑しつつも、男は愛する女性を取り返すべく走り始める。

オススメ視聴者層

  • 「FPSゲーム」好き



勝手に関連オススメタイトル

映画「バイオハザード」

ツッコまれそうですが、一人称視点のゲームもありますし、終盤はこんな感じ。
キツイ描写なども少し重なる。
「ロボコップ」は設定的にイメージが被りやすいか。

アニメ「EX-ARMエクスアーム」

目を覚ましたら己の体は機械となっていた。ほぼ脳ですが。

ココが見どころ

斬新な一人称視点のアクション

街中での追跡・逃亡は非常に情報量が多く、アクションとしてあまり気持ちいいものではない。
多くの敵を前にして立ち回る場面では視界が目まぐるしく動き回るので、情報がイマイチ頭に入ってこない。

しかし建物内で敵を迎撃するシーンでは、動きが分かりやすく観ていて爽快感があった。

主観を活かした映像作品をあまり見たことがないが、扱いの難しさは伝わってくる。

単調にし過ぎないコメディ要素

ところどころにコメディ要素が用意されており、退屈を感じないよう工夫されている。
寒いかどうかを感じるかは人次第。
音楽も過剰に流れているので、それを作品のアクセントとして見るかも人次第。

正直私には耐えがたかった。

総評★★「主観を活かせたのかわからない、評価しがたいアクション」

一人称の視点を利用した珍しいアクション作品。

ひたすら走ってイベントを起こしてまた走る、FPSゲーム感覚で物語が進む。
主観となる人物も声を発さないし、所々にゲームらしい仕掛けも見受けられるので意識して作ったのだろう。

お下品な描写も多く、体内に手をつっこむみたいたキツイ絵も多いので間違いなく人を選ぶ。
私は間違いなく苦手。

音楽はウザったい。展開ごとの人物がいちいち鼻につく。
肝心のアクション部分では、映像作品としての「おもしろさ」よりストレスの方が先行していた。
主観の斬新さばかりに目がいき、単純に視聴者が楽しめるような配慮が分かり辛い。

苦手感を差し引いてもあまり映像として評価を上げられず、加味したら評価が★1になる。
FPSゲームを好むのかで評価は大分変わるかもしれないが、それならゲームをプレイすればよい。

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