映画『バイオハザードIV アフターライフ』
今回は映画『バイオハザードIV アフターライフ』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『 バイオハザードIV アフターライフ 』の基本データ
タイトル:『バイオハザードIV アフターライフ』
監督:ポール・W・S・アンダーソン
公開:2010年
出演:ミラ・ジョボビッチ
アリ・ラーター
ウェントワース・ミラー
ショーン・ロバーツ
あらすじ「新たな手がかりを求めて安息の地『アルカディア』へ」
「アリス」が怪物と化したアイザックスに引導を渡した1年後。
決死の覚悟で東京の地下要塞で研究実験を続けていたアンブレラ社に襲撃を仕掛けるアリスだったが、「アルバート・ウェスカー」議長により手痛い反撃を受ける。
ウェスカーを取り逃がし、新たな手がかりを求めて安息の地といわれる「アルカディア」へと向かったアリスを待ち受けていた人物とは……。
おすすめ視聴者・読者層キーワード
- モンスター
- ゾンビ
- アクション
- ホラー
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映画「バイオハザード」
シリーズ一作目。
長いシリーズだが、単純なホラー要素としてはこれが一番強いかもしれない。
アニメ「甲鉄城のカバネリ」
不死の生物「カバネ」が舞台を席巻する「ゾンビ」ジャンルのアニメ。
カバネと人間の間で揺れる主人公「生駒(いこま)」が奔走するダークファンタジー。
良質な世界観とキャラクターの魅力があふれる、個人的にイチオシのアニメです。
ココが見どころ
ワクワクがとまらない導入
序盤15分の世界観への引き込み方が異常。
この部分だけで満足してしまうかもしれない品質で、舞台が渋谷ということもあって日本人なら尚更ワクワクしますね。
前3作でも導入の作り方が非常に上手かったのですが、その高まった期待にしっかりと応えてくれたクオリティです。
諸刃の「アクションシーン」
シリーズを追うごとに主人公の超人化が進み、アクション演出も強化されていますが今作が一番顕著ですね。
ただ前作までに比べ現実離れしすぎて、人によって少しとっつきにくいかもしれません。
技術の進歩もあり迫力は確かなのですが、序盤の勢いが強かったために中だるみを感じました。
人間関係の広がったキャラクターたち
原作を知らなくても何となく聞いたことのある「ウェスカー」。
前作からの続投キャラクター、新登場したキャラ、シリーズ四作目とあって背景が深くなっていく主人公アリスなど、より人間関係が広く張り巡らされた本作。
おいしい素材が多くなっただけに上手く調理できたのかが、本作の評価の分かれ目ですね。
総評★★★「前作までに比べて少しパワーダウン」
シリーズ通してオープニング・エンディングともに力を入れていますが、今作も期待以上。
ただ敵ボスが魅力を調理しきれず、単純なおもしろさはイマイチ伸び悩みました。
「ウェスカー」というキャラクター自体は魅力があったのですが、それを上手く料理できなかった印象。敵サイドのキャラクターには個人的に魅力を感じましたが、事態の収拾方法があっさりし過ぎましたね。
中盤の展開も行き当たりばったりといった感じで、少々中だるみしてしまいました。
キャラクター・演出など順当に進化しているのにストーリーへの昇華が上手くいかなかった印象が残りました。
地力があるだけに非常にもったいないですが、まだまだシリーズが続くので次に期待しましょう。
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