映画『スクランブル』
今回は映画『スクランブル』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
映画『スクランブル』の基本データ
タイトル:『スクランブル』
原題:『Overdrive』
監督:アントニオ・ネグレ
制作:ピエール・モレル
脚本:マイケル・ブラント
デレク・ハース
撮影:ローラン・バレ
出演:スコット・イーストウッド
フレディ・ソープ
アナ・デ・アルマス
ガイア・ワイス
上映時間:94分
公開:2017年
制作国:フランス
アメリカ合衆国
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おすすめ視聴者・読者層キーワード
- カーアクション
- アクション
参考記事
あらすじ「マフィアに命を握られたフォスター兄弟がうつ、大逆転の作戦」
車を盗むことにかけては世界一の腕を自負する「フォスター兄弟」。
いつも通りターゲットを盗んだまでは良いものの、今回のターゲットは大物マフィアの所有物であり、抵抗もむなしく身柄を拘束されてしまう。
二人は敵対マフィアの所有する「フェラーリ・250GTO」を盗む出すことを条件に、命の危機を脱する。マフィア組織の過激な抗争に挟まれたフォスター兄弟の一発逆転の計画とは。
ココが見どころ
高級車がズラリと並ぶワクワク感
車に詳しくなくてもカッコ良さが伝わってくるクラシックカーが勢ぞろい。無茶苦茶なメンタルで繰り広げられるカーアクションの見せ方が非常に上手かったです。中盤は動きの多いアクションシーンや、キャラの背景を掘り下げるドラマ要素も下地として固められているので、無茶苦茶なことをしていてもストーリーに矛盾は感じませんでした。
主要人物たちがマフィアのカーコレクションを前に目をキラキラさせる光景は微笑ましかったですね。ズラリと並んだ高級車の数々に制作陣もウキウキだったのではないでしょうか。カーアクションについても、クラシックカーが多く登場するせいか車のどつき合いではなく、爆弾や入り組んだ道などで絵の迫力を出している印象があります。
カーアクションというより「車」の魅力そのものに期待値が高められる作品でした。
総評★★★★ 「目新しさは少ないが満足度は高いカーアクション」
1時間半ほどの時間に詰めこまれたアクションの数々により内容は濃厚で、アクション目当ての視聴者ならばある程度満足できるでしょう。『ワイルド・スピード』と制作陣が同じということもあり、カーアクションの映し方はかなり似通っています。そのため『ワイスピ』未試聴の方の満足度は高いかもしれませんが、視聴済みの方には目新しいものがなく少し物足りなく感じるでしょう。カーチェイスは本作の方がどつき合いの少なくスマートなので、その辺りで多少の差別化はできそうですが。最大の見どころはカーチェイスよりも「クラシックカー」そのものなので、車の知識の有無でも評価が分かれそうです。
最後の決着のつけ方については賛否ありそうですが、終盤はキレイにまとまり、今後のシリーズ展開も狙えそうな幕引きとなっています。
カーアクション作品として土台がしっかり固められ、作品の方向性となんとなく示された作品でした。今後の展開はわかりませんが、本作だけでもクオリティは十分以上を確保されているため評価は★4とさせて頂きます。
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