映画『亜人』
今回は映画『亜人』を紹介(マンガ原作の実写化映画です)。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
『亜人』の基本データ
評価★★★
キャラクター ★★★
ストーリー ★★★
アクション ★★★★
設定 ★★★★★
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- アクション
- 実写化
- マンガ原作
- 現代日本が舞台
- 超能力 or 怪物 or 化け物
タイトル:『亜人』
監督:本広克行
原作:桜井画門
脚本:瀬古浩司
山浦雅大
製作:市川南
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデューサー:佐藤善宏
臼井真之介
牧野治康
プロダクション統括:佐藤毅
鈴木嘉弘
監督補:木村好克
アクション監督:大内貴仁
ラインプロデューサー:岡林修平
撮影:佐光朗
照明:加瀬弘行
録音:加来昭彦
美術:禪洲幸久
装飾:鈴木仁
衣装デザイン:岡田敦之
メイク:葉山三紀子
編集:岸野由佳子
サウンドデザイン:大河原将
VFXスーパーバイザー:荻島秀明
キャスティング:田端利江
音楽:菅野祐悟
ナレーション:宮野真守
助監督:山本透
制作担当:高瀬大樹
出演:佐藤健
玉山鉄二
綾野剛
城田優
千葉雄大
川栄李奈
山田裕貴
浜辺美波
吉行和子
鈴村健一
制作国:日本
上映時間:109分
公開:2017年
原作:『亜人』桜井画門
関連オススメタイトル
マンガ原作の実写化作品からチョイス。引き込まれる設定も共通点。
ジャンルはまったく違いますが、「主演俳優ありきで設定をいじった」ような構造からチョイス。実際は知りません。
あらすじ「人類と亜人の先にある未来は、「共存」か「闘争」か」
妹の病気を直すため研修医として経験を積み上げてきた「永井圭」だったが、ある日トラックと追突。死亡したかと思われたが、その場で肉体が再生し生き返る姿を周囲に見られてしまう。
肉体が破損しても再生紙、死ぬことがない、日本で3例目となる「亜人」。
政府に拘束され実験モルモットとなった永井は、同じ亜人「佐藤」により救出。佐藤から仲間になるよう頼まれた永井の出した答えとは……。
ココが見どころ
アクションに寄った作風で、原作とはかなり展開は違う
主演の年齢に合わせたのか、主人公「永井圭」は成人の研修医という設定。原作マンガでは高校生なので設定が異なります。一応合理的な性格など共通点はみられるものの、作風が「アクション」にハッキリ寄っているため、原作ファンからすると違和感を覚える部分は多いでしょう。登場キャラクターにも違いがあり、キーキャラクターだった「海斗」は不採用でした。
とはいえ要所要所で原作要素を取り入れたシーンや、「亜人」という設定を前向きに活かしたアクションが多数用意されているので、原作を完全に無視した作品というわけではありません。怖い敵キャラ「佐藤」をはじめ、原作キャラも上手く表現しています。
グロテスクな絵はあまりありませんが、出血・残酷な展開は開幕から用意されているので苦手な方もいるかも。
総評★★★「(どちらかといえば)おもしろかった」
おもしろいか、つまらないか。ハッキリと判定しろと言われれば
おもしろかったです。
原作マンガが非常におもしろいため実写化に対する不安が大きい作品でしたが、ちゃんと映像作品として仕上がっていて少し安心しました。完全にアクション映画にジャンルが寄っているので、原作ファンの心境としては複雑ですが。
設定改変も「原作ファンを完全に無視」みたいな暴挙ではなく、「人気俳優を主人公に据えた実写化アクション映画」として再構成した感じですね。クオリティやターゲット層の違いはありますが、トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に近い感じでしょうか。原作とはまったく楽しみ方が違い、原作ファンから受け入れられるかは疑問ですが、より一般層には受けやすいライトな内容でした。
脈絡のまったくないゲストキャラが鼻につくところ以外は比較的まともだったと思います。続けようと思えば続けられるような締め方だったので、もしかしたらワンチャン続編があるかも?
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