映画『ジオストーム』
今回は自然を支配するSF映画『ジオストーム』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
映画『ジオストーム』の基本データ
あらすじ
国ごとでは対処しきれない自然災害に対処するため、世界の知識を結集し完成した気象コントロールシステム「ダッチボーイ」。完成から三年後、安定したと思われた世界の気象は狂い始め、各地で異常な天災が巻き起こる。プロジェクトをクビになった開発責任者「ジェイク・ローソン」を呼び戻し、暴走するダッチボーイを止めにかかるのだが……。
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- SF
- スリラー
- アクション
- 自然災害
タイトル:『ジオストーム』
原題:『Geostorm』
監督:ディーン・デヴリン
脚本:ディーン・デヴリン
ポール・ギヨー
製作総指揮:ハーバート・W・ゲインズ
マーク・ロスキン
ドン・グレンジャー
撮影:ロバート・シェイファー
音楽:ローン・バルフェ
出演:ジェラルド・バトラー
ジム・スタージェス
アビー・コーニッシュ
アレクサンドラ・マリア・ララ
ダニエル・ウー
エウヘニオ・デルベス
エド・ハリス
アンディ・ガルシア
キャサリン・ウィニック
制作国:アメリカ
上映時間:109分
公開:2017年
関連オススメタイトル
監督つながりではご存知の方も多いビッグタイトル『インデペンデンス・デイ』。
世界をまきこむ壮大なSF描写から『インターステラー』もオススメ。SF好き以外でもご存知の方は多いですが、観ていない方はぜひ。
「自然」を取り扱った映画から『アース』もチョイス。「よく撮れたな」という感想が真っ先に出てくる、壮大な光景が印象的なドキュメンタリー作品です。
参考記事
評価★★★★
個人ではとても太刀打ちできない自然を”もし人によってコントロールできたら”というIFを突き詰めたSF作品。暴走したシステム『ダッチボーイ』による被害規模は地球全体におよび、スケールの大きさは一級品。基本的にシリアスなのに、時折はさまれるコメディシーンでクスリとさせられるところも。
印象としてはとにかくまとまりが良い。基本ジャンルは”SF”ですが、その後ろにつくの”ミステリ”なのか。”サスペンス”なのか。それとも”アクション”か。一番しっくりするのは”スリラー”でしょうか、それくらい広い要素に手をつけながらストーリーが進行します。さまざまな味を持ちながら物語はかなり綺麗にまとまっているため、楽しめる視聴者層はかなり広いです。エンターテインメント作品としては間違いなく大きな武器ですね。
引き換えにSF設定はアイデア優先で、設定の深堀りしていません。深く考察する必要があるシーンはあまりなく、ストーリーもまとまり過ぎて、終盤のカタルシスも控えめ。SF作品でありながら、内容は広く浅くといった感じ。映像美や演出は安定して高クオリティなので、SF考察と身構えず、肩の力を抜いて楽しむのが吉です。
SF好きには物足りないけど、一般受けはかなり良い作品だと思います。気軽なSF映画を観たいという方には、雑にオススメしたいですね。
コメント