本日取り上げる花の花言葉は「上品」、「高潔」、「忍耐」。
姿も花言葉も上品な花「梅」です。
基本データ
学名
Prunus mune
和名
梅
英名
Plum blossom
科名
バラ科
属名
サクラ属
開花時期
2~3月
花言葉
「上品」「高潔」「忍耐」など
主な花色
白、赤、ピンク
花名の由来は「中国から伝わったときの発音」
「梅」という存在が確認できる最古の資料は、紀元前2000年ごろの中国の文献です。つまり4000年前です。
それから日本へとやってきたのは弥生時代。
この中国から日本に伝えられた時に「ムエイ」と発音していたものを、日本人が「ウメ」と聞き取ったことが由来とされています。
当時から単純に鑑賞用として親しまれたり、漢方として利用されていたようです。
ウメの品種や花言葉
白、赤、ピンクなど華やか花色が揃っています。
色によってそれぞれ違った花言葉があり、
- 白は「気品」、「澄んだ心」
- 赤は「優美」
- ピンクは「清らかさ」
といったものを持っています。
ウメの花言葉は雪の降る寒い季節でも、凛とした佇まいを見せてくれる姿に由来しています。
その上品な姿で日本人の心をとらえて、長く愛されてきた花ですね。
その愛ゆえに長年にわたって繰り返し品種改良が行われ、たくさんの種類の花が生まれてきました。
花の鑑賞を目的にした「花梅」と、実の採取を目的にした「実梅」に分けられ、現在では300種以上の品種が存在しています。
松竹梅
「松竹梅」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これは格付けを表す言葉ではないので、ウメが松や竹に見劣りするわけではありません。
3つとも寒さに強く、中国でめでたいとされていた習慣が伝わり、現在のような立ち位置になりました。
一説によると、お寿司屋さんなどで「特上・上・並」といったメニューを上品な言い方にするためにできた言葉だと云われています。
松の記事も執筆しています。ご参考にご覧ください↓
子どもに付ける名前としての人気は?
前回「桜」を取り上げた時に、「名づけランキングの上位常連」と書きました。
「梅」はというと……あんまり見ないですね。
私は凄く可愛いと思いますが、古くさいという意見がちらほら見られました。
確かに創作物とかで「お隣のウメさん」というと、たいていはお婆ちゃんだったりします。
でも「綾梅」や「梅香」、「梅乃」といった名前も可愛いと思うんですけどね
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