短編アニメ『彼女と彼女の猫-Everything Flows-』レビュー

彼女と彼女の猫 オススメ紹介

アニメ『彼女と彼女の猫-Everything Flows-』

今回は2016年放送の短編アニメ『彼女と彼女の猫-Everything Flows-』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

『彼女と彼女の猫-Everything Flows-』の基本データ

あらすじ

いつも頑張っている”彼女”と、飼い猫の”僕”の二人暮らし。就職活動が難航して落ち込む彼女は、2人で過ごす時間に癒されていた。

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • 感動
  • 短編アニメ
  • 動物

タイトル:『彼女と彼女の猫 – Everything Flows -(完全版)』
原作:新海誠
監督:坂本一也
シリーズ構成・脚本:永川成基
キャラクターデザイン:海島千本
出演:花澤香菜
   浅沼晋太郎
   矢作紗友里
   平松晶子
制作国:日本
話数:全4話(完全版はまとめて1話)
放送:2016年

関連オススメタイトル

「新海誠」さんの関連作品から『言の葉の庭』をチョイス。『君の名は。』や『秒速5センチメートル』もいいですが、こちらもオススメ。コミックも良かったです。

「短編作品で感動作」つながりで『つみきのいえ』もチョイス(スタッフ等はとくに関係ありません).

評価★★★★

サックリ泣きたい方にオススメ。

1話約8分×全4話をまとめた30分に満たない「完全版」を視聴しました。目立ったファンタジー要素などはなく、淡々としたテンポで少女と猫の日常が語られていきます。文字だけのあらすじを見てみるとありきたりな物語に見えますね。その特別じゃない日常の表現力がスゴイんですが。

些細な動作から読み取れる感情表現がすごくわかりやすい。就活生の女の子と猫が主人公なのに、まったくストレス無く感情移入できる表現力でした。「質感」っていう言葉が真っ先にでてくる豊かな表現力で、受け入れられるターゲット層はかなり広いですね。子どもは直感でつかみやすく、大人は心の琴線に優しく触れられるような、不思議な没入感を与えてくれました。

おだやかな語り口調が心地よく耳に入ってくる。気づけば優しい音につつまれた臨場感。目からスルスルと頭に入ってくるカラフルで澄んだ風景。終わってみれば本当に短い、でも密度の濃い30分でした。

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