今回の花言葉は「永遠の愛」、「気品」、「誠実」。「キキョウ」です。
しっとりと咲く紫色の容姿が気品を感じさせますね。
日本人には古くから馴染みのある花ですが、現在は絶滅危惧種に指定されています。
基本データ
学名
Platycodon grandiflorus
和名
桔梗
英名
Balloon flower
科名
キキョウ科
属名
キキョウ属
開花時期
6~9月
花言葉
「永遠の愛」、「気品」、「誠実」など
花色
紫、白、ピンクなど
キキョウの名前の由来は、「根がまっすぐ引き締まっている」から
「キキョウ(桔梗)」の名前の由来は花の形ではなく、「根の形」が由来の一説となっています。
「キキョウ」の根は硬く引き締まりつつ真っ直ぐに伸びており、その様子が漢字の元となりました。
- 「桔」 = 固く引き締まっている(結実)
- 「梗」 = 真っ直ぐに伸びる(梗直)
この2つの文字が合わさって「桔梗」。
更に音読み「キチコウ」から転じて「キキョウ」になったようです。
単純に漢方で使われていた根の部分(またはその薬効)を「キチコウ」と呼んでいたことから、転じたともいわれています。
他には「吉凶を占う花」から転じて「キキョウ」になったという説もありますが、詳細は後述で。
英名「Balloon flower」の由来は「つぼみ」の形
和名とは異なり、英名の「Balloon flower」は花の「つぼみ」の形が由来といわれています。
花のつぼみの形が「風船」に似ているからですね。単純ですが可愛らしい名前です。
花言葉の由来は「戦に向かった夫を待ち続けた女性の物語」から
「キキョウ」の花言葉は「戦に向かった夫を待ち続けた女性の物語」が由来といわれています。
いつ帰ってくるかも分からない夫の帰りを待ち続ける女性に「キキョウ」の姿を重ね、「永遠の愛」や「誠実」といった花言葉がつけられました。
※物語の出自を確認できておりません。申し訳ありません。
家紋として使用されている花
「キキョウ」は日本では馴染みの深い花で、古くから家紋として使用されています。
もともと「キキョウ」は、花を投げその様子から吉凶を占うという「運勢を占う花」として扱われていました(これが名前の由来の一説といわれています)。
そのように少しずつ「キキョウ」という花が根付いていった結果、家紋として使用されていきました。
参考:「カタバミ」の記事
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