高山植物の女王『コマクサ』の名前の由来。花言葉は「高嶺の花」。

今回の花言葉は「高嶺の花」「気高い心」。

花言葉の通り、物理的に高い所に生息する花『コマクサ』です。

ミステリアスな見た目をしていますね。

この見た目がある動物に似ていることが名前の由来なんですが、お判りでしょうか?

コマクサの画像

基本データ

本の画像

学名

Dicentra peregrina

和名

駒草

英名

Dicentra

科名

ケマンソウ科

属名

コマクサ属

開花時期

5~7月

花言葉

「高嶺の花」「気高い心」「誇り」「貴重品」など

花色

赤、白、ピンクなど

コマクサの由来

馬

コマクサの日本名は「駒草」と書きます。

駒という字には「元気な馬」「子馬」という意味があり、コマクサの花の形が馬に似ていることから名前が付けられました。

動物由来の花を紹介する時に毎回言ってますが……似てますかね?

高山植物の女王

高山画像

コマクサは「高山植物の女王」と呼ばれる花です。

日本では主に北海道から中部地方の高山地帯に自生し、他の植物が育たないような厳しい環境で孤高に咲いている姿から、こういった異名で呼ばれるようになりました。

コマクサの薬効と。

薬

コマクサは薬草として古くから重宝されました。

薬効は主に健胃や腹痛に用いる鎮痛効果です。

しかしおう吐や心臓の麻痺などを引き起こす毒も持っているため、注意が必要です。

少なくとも素人が薬効を期待して使用することはやめましょう。

絶滅が危ぶまれた花

夕日

コマクサは一時期絶滅が危ぶまれた花です。

薬草として乱獲されたことも一因ですが、自生する場所の物珍しさから登山記念として持ち去られたことも原因です。

今では多くの愛好家の保護活動により、野生のコマクサが見られるようになってきました。

薬効や毒性に関しても先人の努力のおかげで、現在の私たちが綺麗な花を安全に楽しめる環境が整っています。

保護活動を積極的に行うまではいかなくとも、努力を重ねてきた愛好家の方たちに感謝しつつ、節度をもって美しい花を楽しみましょう。

スポンサーリンク
ことほぎブログ

コメント