『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』
今回は『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』の基本データ
あらすじ
モデルの「進藤亜衣」は正体不明の者たちの襲撃から身を守るため、噂の伝言板を通してある人物にボディガードを依頼。裏社会に名を轟かせる始末屋”シティハンター”「冴羽リョウ」とその相棒「槇村香」は依頼人の命を守るべく、街に潜む巨悪へと銃口を向けるのだった。
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- アクション
- ボディガード
- 裏社会
タイトル:『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』
総監督:こだま兼嗣
原作:北条司
脚本:加藤陽一
出演:神谷明
伊倉一恵
飯豊まりえ
山寺宏一
一龍斎春水
玄田哲章
小山茉美
大塚芳忠
制作国:日本
上映時間:95分
公開:2019年
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まったくジャンル的な関係はありませんが、時代や声優の交代などから『スラムダンク』をチョイス。映画どうなりますかね……。
「ボディガード」からは映画『ボディガード』。音楽が強いのも共通点。
参考記事
評価★★★
感想としては「面白くはない、けど懐かしい」。よくも悪くも「時代の流れを考えさせられる」キャラもの映画でした。
馴染み深い声優陣やキャラクターの動きに「懐かしさ」を感じましたが、ストーリーは面白くなかったです。「謎をもつ美女の護衛」「新宿を襲撃する悪人退治」という大まかな設定は簡単に飲み込めて良いのですが、各キャラクターの行動に説得力がないため、ストーリーそのものに対する魅力はありません。野暮と言われそうですが銃弾はまったく当たりませんし、ザル過ぎる警備体制や、整合性の取れない動機などツッコミは山のように出てきます。
高評価につながる鍵は、画面を通してどれだけ昔の『シティハンター』を想起させるか。
昔から『シティハンター』に親しんでいた方たちは、「獠」と「香」の関係性に色んな場面を思い出しますよね。時代に逆行するようなハラスメント行為は現代なら咎められますが、シティハンターにはお馴染みの光景。不意に「Get Wild」を流されると問答無用でテンション上がります。
ストーリー以外に不満、というより残念に感じた点は声優さんの演技。
各キャラクターの声に懐かしさはありましたが声にハリがなく、違和感を覚える演技でした。悲しいですし、寂しいことではありますが、声優交代するべきだったと思います(私個人の感想ですよ!!)。
重箱の隅をつつかなくても納得いかないシーンは多いですが、「作品愛」で許せるくらいに『シティハンター』というタイトルが多くの人に愛されてる。それがよくわかる映画です。
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