フランス版リメイク映画『キャメラを止めるな!』をざっくりレビュー

映画_キャメラを止めるな オススメ紹介

映画『キャメラを止めるな!』

今回は映画キャメラを止めるな!』を紹介。
日本で話題を呼んだ低予算映画「カメラを止めるな!」のフランス版リメイク作品になります。あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(ネタバレは最小限のあらすじ程度に抑えますが、日本原作を視聴していると理解しやすいと思います)。

『キャメラを止めるな!』の基本データ

あらすじ

とある映画監督に依頼された30分ノーカットの「ゾンビサバイバル」生放送企画。スタッフ・キャスト問わず皆一癖も二癖もある奴ばかりで撮影現場は大混乱。アドリブに次ぐアドリブで物語は進め、悪戦苦闘しながらも映画はラストシーンまで続いていく。この映画、ホントに取集つくの?

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タイトル:『キャメラを止めるな!』
原題:『Coupez!』
監督:ミシェル・アザナビシウス
原案:和田亮一
   上田慎一郎
製作:ノエミ・ドゥビド
   ブラヒム・シウア
   ミシェル・アザナビシウス
   バンサン・マラバル
   アラン・デ・ラ・マタ
   ジョン・ペノッティ
脚本:ミシェル・アザナビシウス
撮影:ジョナタン・リケブール
美術:ジョアン・ル・ボル
衣装:ビルジニー・モンテル
編集:ミカエル・デュモンティエ
   ミシェル・アザナビシウス
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ロマン・デュリス
   ベレニス・ベジョ
   グレゴリー・ガドゥボワ
   フィネガン・オールドフィールド
   マチルダ・ルッツ
   竹原芳子
制作国:フランス
上映時間:112分
公開:2022年

関連オススメタイトル

とりあえず日本原作『カメラを止めるな!』をチョイス。

リメイク作品からは映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』。ジャンルは全く違いますが、リメイクって難しいんだなとつくづく感じます。

評価★★★

日本で話題を呼んだ映画『カメラを止めるな!』のフランス版リメイク作品。「ポン」をクラヴ・マガに変えるなど演出はちょくちょく違いますが、大まかな流れは日本版と同様。キャラクターの名前も日本人のままですしね。

日本原作の序盤は「クオリティの低いゾンビサバイバル」に対し、こちらは「ダラダラしたゾンビコメディ」が少し強め。そのあたりも含めてネタにしていますが、どう転ぶかは視聴者の好み次第です。

撮影現場をいじくり回す作風をリメイクするにあたり、やはり気になるのは原作との違い。作り手の現場事情にかなり突っ込み、「原作らしさ」と「フランス人視聴者としてのわかりやすさ」の板挟みなんかもネタにしています。
日本人にとっては笑い飛ばせないブラックネタ(パールハーバー)を使っているところも、日本版とは大きく異なるポイント。日本原作との違いをネタにしている割に、ストーリーに目立つ相違点は少なく、冒険の仕方を間違えた感があります。

演技力については基本的に”演技力の低くみせるように演技している”ので、正直わかりませんw ただフランス版の方が見ていて画面がわかりやすく、役者の表情もよく出ていたと思います。そう意味だと演技力としてはフランス版。拙い演技のナチュラルさが目的なら、日本原作に軍配が挙がるかな?

ブラックネタを抜きにすれば流れはほぼ一緒なので、日本原作を観れば十分ですね。フランスの方は楽しめたのかしら?

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