映画『エジソンズ・ゲーム』
今回は映画『エジソンズ・ゲーム』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)
評価★★★★
キャラクター ★★★★
ストーリー ★★★★
セリフ ★★★★
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- 電気
- 科学
- 歴史人物
- 天才
映画『エジソンズ・ゲーム』の基本データ
タイトル:『エジソンズ・ゲーム』
原題:『The Current War』
監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
製作:ティムール・ベクマンベトフ
ベイジル・イバニク
製作総指揮:マーティン・スコセッシ
スティーブン・ザイリアン
ギャレット・バッシュ
マイケル・ミトニック
アン・ロアク
ミシェル・ウォーコフ
ベネディクト・カンバーバッチ
アダム・アクランド
デビッド・C・グラッサー
デビッド・ハッキン
ボブ・ヤーリ
アダム・シドマン
撮影:チョン・ジョンフン
脚本:マイケル・ミトニック
美術:ヤン・ロールフス
衣装:マイケル・ウィルキンソン
編集:デビッド・トラクテンバーグ
ジャスティン・クローン
音楽:ダニー・ベンジー
ソーンダー・ジュリアーンズ
音楽監修:ランドール・ポスター
視覚効果監修:ジャスティン・ボール
出演:ベネディクト・カンバーバッチ
マイケル・シャノン
ニコラス・ホルト
キャサリン・ウォーターストン
トム・ホランド
タペンス・ミドルトン
スタンリー・タウンゼント
マシュー・マクファディン
制作国:アメリカ
上映時間:108分
公開:2017年(トロント国際映画祭)
2019年(アメリカ)
2020年(日本)
関連オススメタイトル
「歴史」キーワードからチョイス。史実を基にした感動作品でイチオシの作品。
歴史人物を色濃く取り扱った内容。コメディチックな表現も多いですが、風刺的な内容はかなり刺激的。
「歴史」キーワードからチョイス。シリアスな内容ですが密度がかなり濃く、授業の教材になりそうです。
あらすじ「直流 vs 交流。後の時代を決める電流戦争」
直流送電の「トーマス・エジソン」に対し、交流送電の有用性を唱える実業家「ジョージ・ウェスティングハウス」と電気技師「ニコラ・テスラ」。
自分の主張を通すために策略・裏工作を展開するエジソンに悪戦苦闘しながらも、ウェスティングハウスらは交流送電を諦めずに唱え続ける。延々と続く応酬に追い詰められ、世紀のビジネスバトルは更にエスカレート。後の時代を決定づける電流戦争の勝者となるのは……。
ココが見どころ
感情豊かな天才たち
天才や才能と書くとどこか情人とかけ離れた感性を想像してしまいがちですが、本作ではかなりわかりやすく描かれています。歴史人物として名高い「エジソン」や「テスラ」ですが、一般人に近い感性が見え隠れ。怒りや嫉妬心をあらわにしながらストーリーが進んでいくので、物語の本筋はかなりわかりやすいです。
はじめは人を殺すものを作ることに反対していたエジソンが、精神的に追い詰められるにつれ態度を変化させる姿なんかも大変人間らしいですね。主人公の一人であるエジソンが段々と魅力を削がれ、一般人が同調しやすい姿になっていく光景は映像作品として珍しかった。
総評★★★★「歴史人物の感情面を掘り下げた作品」
科学的な話はそこそこに、人間的な感情が先行するストーリー。相手を陥れる策略や製品展開などの戦略もありますが、根底には必ずエジソンやウェスティングハウスの感情的な裏付けがされています。歴史人物を題材としているためストーリーの考察はいくらでもできますが、シンプルな内容なのでエンターテインメント作品としてオススメ。
邦題は『エジソンズ・ゲーム』ですが、「ウェスティング」や「テスラ」もストーリーの中心人物として見劣りしないので、原題の『The Current War』がしっくりくる内容でした。
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