今回は映画『BLACKFOX: Age of the Ninja』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『BLACKFOX: Age of the Ninja』の基本データ
タイトル:『BLACKFOX: Age of the Ninja』
監督:坂本浩一
出演:山本千尋
矢島舞美
大久保桜子
公開:2019年
あらすじ「忍の少女との出会い。忍び寄る陰謀」
戦闘集団・根来衆に襲撃され、山中を逃げ回る少女「宮」。
根来衆に殺された父親の仇を討つために、彼女は「狐」と呼ばれる忍者一族を探し回っていた。
ほうほうの体で逃げのびた宮は、狐の少女「石動律花」と出会い友情を深めていく。
彼女の元に、更なる陰謀が忍び寄っていることも知らずに……。
オススメ視聴者層
- 「特撮」好き
- 「時代劇」好き
- 「アクション・殺陣」好き
勝手に関連オススメタイトル
アニメ映画「BLACKFOX」
同年に公開され、『BLACKFOX: Age of the Ninja』と連動企画されたアニメ映画。
特撮「劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」
監督は違いますが、江戸時代で特撮してるので。
ココが見どころ
大枠のストーリーは良いと思います。
- 不思議な能力をもつ少女。
- 父を殺された仇討ち。
- 裏稼業の娘と芽生える友情。
- 過去との因縁、うずまく陰謀。
直感で伝わる要素が多いので、行く先々の行動理由がわかりやすい。
キャラクターの個性、能力もそれぞれ尖っていて覚えるのが簡単なのもGOOD。
アクションもかなり分かりやすく動いてくれるため、子どもと観られる時代物といえるでしょう。
総評★★★「子どもと観てほしい時代劇映画。でも少しは忍んで」
観るなら子どもと一緒に観てほしい作品。
日曜朝に流していると言われると納得してしまいそう。
アニメ映画『BLACKFOX』から連動した特撮アクションというfことで、おそらく方向性としてはそういう作りなのでしょう。
ストーリーは開幕からかなり強引な展開になっています。
演出なのか、脚本なのか。それとも両方なのか。
どちらにせよ絵面がチープで、世界観に浸るには相当な感受性が必要。
割切って視聴するならそれなりの覚悟をして頂きたい。
演出のせいで分かりにくいですが、役者さんの演技力は悪くないと思います。
殺陣で物足りない部分もありましたが、おそらく子どもに配慮しての演技でしょうし、単純に上手いと思えるシーンもあります。
個人的には町娘の声が妙に頭に残りました(本筋には絡みませんでしたが「七瀬彩夏」という声優さんらしいです)。
時代考証を置き去りにするなど、ツッコミだらけの展開なので笑い半分でアクションを楽しむのが吉。
少なくとも「忍者」というジャンルでは観ない方がよいでしょう。
しかし、難しくない台詞回しや分かりやすい展開、大盛のアクション要素。
時代劇としては比較的見やすいので、親子で観ると楽しめるかもしれない一作です。
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