映画『ワイルド・スピードMAX』あらすじ感想評価|シリーズ第4弾

ワイルドスピードmax オススメ紹介
ワイルドスピードmax

映画『ワイルド・スピードMAX』

今回は映画『ワイルド・スピードMAX』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画『ワイルド・スピードMAX』 の基本データ

タイトル:『ワイルド・スピードMAX』
監督:ジャスティン・リン
脚本:クリス・モーガン
原作:ゲイリー・スコット・トンプソン
出演:ポール・ウォーカー
   ビン・ディーゼル
   ミシェル・ロドリゲス
   ジョーダナ・ブリュースター
   サン・カン
   ジョン・オーティス
   ラズ・アロンソ
   ガル・ギャドット
公開:2009年

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あらすじ「『ドミニク』と『ブライアン』。因縁の再会」

警察からの逃亡生活を続ける「ドミニク」は恋人「レティ」に危害が及ぶのを避けるために、静かに彼女の前から姿を消す。逃亡を続けていたドミニクであったが、やがて妹の「ミア」の口からレティが殺されたことを知らされる。復讐を誓うドミニクは危険を覚悟で、犯人の追跡を始める。
一方そのころ、「ブライアン」はFBI捜査官として麻薬密輸組織を追っていた。ミアとの思わぬ再会に複雑な思いを抱えつつ、一人の運び屋に接触を試みるブライアン。しかしその前に突如として現れたのは、かつての友であるドミニクだった。

おすすめ視聴者・読者層キーワード

  • アクション
  • 裏社会

ココが見どころ

ターニングポイントとなったシリーズ四作目

「ブライアン」と「ドミニク」の一つの決着がつくシリーズ四作目。二人の関係性とともに、シリーズにとっても大きな転換点となった。
一作目でそれぞれの立場から袂を分かった二人が、一つの目標に向けて行動を共にすることで距離を詰めていく。片や恋人を殺された復讐。片やFBIとして。立場は違えど自然とわだかまりが溶けていく様子は、一作目を知っている者にとっては待望の展開だった。

開幕から最高潮のアクション

カーアクションは最初から全開。
ブライアンとドミニクのカーレースはお互いの性格が如実に表れ、中々の見応えのある結果となった。車を選ぶところも表情がよく変化し、ワクワク感が伝わってくる。今までの作品と比べてカーレースは少なくなったものの、追跡ミッションのようなカーチェイスが増え、カーアクションの迫力は強化された。
体を張ったアクションも好調でパルクールのような目まぐるしい動きで、ダウンタウンを縫うように駆けまわるブライアンの追跡は良かった。
x2でも滅茶苦茶な運転が印象的だったが、今作からドライビングやアクションシーンにより力が入っており、段々と『ワイルド・スピード』らしいアクションが明らかになっていく。

総評★★★★「『ワイルド・スピード』らしさが濃くなった」

一作目を視聴した方には待望の展開を見せてくれた『ワイルド・スピード』シリーズ第四弾。
シリーズとして大きくなったからか、心なしか前三作品と比べて下品な描写は弱くなった気がする。女性にオススメとは言わないが、そういった描写が苦手な方にも幾分か受け入れやすくなった。総じて「わかりやすいカーアクション」として進化したといえる。

ただ不満点もそこそこある。
ブライアンは見えないところでかなり動いており、設定的には少し無理矢理感がある。暗闇の中でのカーアクションはかなり状況を掴みづらく、音響の臨場感との差が生まれてしまった。
とくに吹き替え版のキャスティングはかなり違和感があり、人によってはこの点だけで評価が二段ほど下がってしまう。

こういった不満点を並べつつ、アクション作品としてかなり満足してしまったのも事実。とくに最後の締め方は予想できるが、そのまま実行に移すとは考えつかず、思わず笑いがこぼれてしまった。続編の期待感も煽り、映像のクオリティも全体的に良かったので★4とさせて頂きました。

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