今回は小説『金曜のバカ』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『金曜のバカ』の基本データ
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タイトル:『金曜のバカ』
作者:越谷オサム
出版:角川書店
発行:2010年
あらすじ「ピュアだけど、どこかオカシイ!?5つの人間模様」
「女子高生と『変態抱きつき魔』の奇妙な出会い」
「流星群が彩る夜空のもと、少年の身に起きた少し不思議な出来事」
「恐竜オタの男子高校生は、秘密を守りつつ恋を成就させられるのか?」
etc……
ピュアだけどどこかオカシイ奴らが巻き起こす、5つの人間模様。
おすすめ視聴者・読者層キーワード
- 青春
- バカ
- 短編集
キーワードで関連オススメタイトル
小説「傍聞き」
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丁寧に複線を張りながら展開される「人間ドラマ」短編集の良作。
個人的には非常にオススメの一作。
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マンガなど「わたしたちの田村くん」
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小説もマンガも、青春の輝きが眩し過ぎる作品。
こちらも夏の暑さも吹き飛ばせるくらいに勢いがスゴイ作品なので、オススメしたい。
参考
ココが見どころ
読みやすさ
全体的に雰囲気が良くテンポも良い。短編集ということもプラス。
読後感もサッパリしていて暑苦しい夏にもピッタリの小説ですね。
自然の「ノれる」空気
読んでいると「ご都合主義」や「そうはならないだろ」とかの疑問はそこそこ。
それらを簡単に乗り切れる「バカ」と「青春」の勢いがドンドン流れてきます。
5つの物語
短編小説が5つ収録されています。
全体的にクオリティは安定していますが、読み味としては微妙に違っていたりします。
この辺りは好みが出ますが、私としては「金曜のバカ」「僕の愉しみ 彼女のたしなみ」。
総評★★★「暑い夏に読みたいサッパリした空気のオススメ小説」
暑い夏に読みたいサッパリ小説。
雰囲気でテンポ良く読める上に、短編集なので区切りもつけやすい。
「青春」要素が強く、広い層にオススメしやすいのは大きな強み。
反面読み応えとしては少し軽く、「もう一歩ほしい」という贅沢な悩みも出てきます。
控えめに★3という評価にしましたが、気分転換にオススメの一冊なので人によってはもっと高評価でしょう。
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