6月に記事にした映画タイトルのまとめです。
「先入観で敬遠していたけど、観たらおもしろかった」という意外性のある作品が多い、実りの多い月でした。
6月のオススメ映画タイトルまとめ
映画『舟を編む』
監督:石井裕也
出演:松田龍平
宮崎あおい
オダギリジョー
公開:2013年
感想評価★★★★★「濃厚過ぎる2時間映画。老若男女問わずオススメ」
一言あらすじ『10年以上の年月を費やす辞書作りの世界へ』
今となっては時代遅れや非効率と言われそうな、一冊の辞書を作るために込められた情熱と時間。
「熱意」「友情」「恋愛」といったさまざまな要素が程よいバランスで保たれており、老若男女問わずヒロイン範囲の方にオススメしたい作品です。
映画『下妻物語』
タイトル:『下妻物語』
監督:中島哲也
出演:深田恭子
土屋アンナ
宮迫博之
公開:2004年
感想評価★★★★★「終始笑える内容なのに、急に感動させるのは反則」
一言あらすじ『下妻から始まるロリータファッションとヤンキーの物語』
導入からかなり「お下品」な描写が続くので、人によっては少し躊躇するかも。
とはいえ軽快なコメディでテンポ良く進むため、気づけば最後まで観てしまっているでしょう。
終始笑顔で観られる作品は珍しいですし、その笑いの中に確かな感動があるものは更に珍しい。
映画『スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』
タイトル:『スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』
原作:東堂いづみ
監督:田中裕太
脚本:田中仁
出演:成瀬瑛美
小原好美
安野希世乃
小松未可子
上坂すみれ
木野日菜
吉野裕行
公開:2019年
感想評価★★★★★「大人も子どもも楽しめる、やさしさに満ちた名作」
一言あらすじ『プリキュアと不思議な生き物『ユーマ』との出会い』
序盤・中盤・終盤すべてに隙が無く、冒頭の物語の入り方も定番ながらテンションが上がる。
視聴者が気になりそうなトゲは丁寧に抜かれており、最初から最後まで「やさしさ」を大事にしている作品でした。
映画『青天の霹靂』
タイトル:『青天の霹靂』
監督:劇団ひとり
出演:大泉洋
柴咲コウ
劇団ひとり
感想評価★★★★★「独特の空気で語られるシリアスと笑い」
一言あらすじ『青空から突如落ちた雷。目を覚ますとそこは昭和の世界』
導入の独特な語り口で気をひかれ、そこから淡々と主人公の生き様が示される。
しんみりした空気の中でもクスリと笑わせてくれるズルい作品。
キャスト陣の力もすさまじく、「生きる」というあいまいで使い古されたテーマを深く力強く表現しきってくれました。
映画『僕のワンダフル・ライフ』
タイトル:『僕のワンダフル・ライフ』
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ブリット・ロバートソン
K・J・アパ
ジョン・オーティス
公開:2017年
感想評価★★★★「動物視点を大切にした優秀ドラマ」
一言あらすじ『人と犬。幸せな時間をもう一度』
犬の可愛さや純粋さも大きいですが、「人間ドラマを犬目線で見る」という基本スタンスを大切にしているところも作品の魅力として欠かせない。
この「ドラマ」の部分がしっかり出来上がっており、動物抜きでもドラマ作品として十分に観れる内容になっています。
動物好きな方にはもっと評価を上げられそうな優秀作品でした。
映画『歩いても 歩いても』
タイトル:『歩いても 歩いても』
監督・脚本:是枝裕和
出演:阿部寛
夏川結衣
YOU
樹木希林
公開:2008年
感想評価★★★★「視聴後には電話を取るかも知れないし、取らないかもしれない」
一言あらすじ『久しぶりの帰郷で思い出すのは、15年前に亡くなった兄』
メインターゲットの年齢層が高めに設定されているであろう作品。
大人は懐かしさを覚え、とくに年配者にはところどころ笑ってしまう。子どもは正直退屈してしまうでしょうね。
祖母の家に行くと無限にでてくるおやつ(?)が懐かしい。
映画『祈りの幕が下りる時』
タイトル:『祈りの幕が下りる時』
監督:福澤克雄
出演:阿部寛
松嶋菜々子
溝端淳平
公開:2018年
感想評価★★★★「気持ちを切らさず通して観られる優秀ミステリ」
入からドキドキしながら観てしまった。
ミステリ部分もよかったが、後半のドラマ部分で一気に持っていかれる。
最初から最後まで気持ちが切れることなく、通して観ることができるのはミステリ映画として非常に強かった。
今月のイチオシ映画『舟を編む』
今月のイチオシ映画は『舟を編む』。
クオリティ高く、老若男女を問わないオススメ層からイチオシとさせて頂きました。
家族・恋人・友人などと一緒に観た後にもう一度一人で観てほしい。
アニメ版など他の媒体も楽しめるため、描写の違いを楽しむのもいいかもしれません。
次点では『下妻物語』が迷いなく上がる。
評価としては『舟を編む』にひけを取らないのだが、オススメできる層の広さで一歩譲った形になる。
導入あたりの描写で敬遠しがちですが、割とどの層でも楽しめそうな内容なので少しでも興味があればぜひ挑戦を。
6月に取り上げた他の映画タイトル
紙面の都合で取り上げられなかった映画たち。
どれも一定以上のクオリティはあるため、好みによってはもっと評価上げられる作品ばかりです。
『ワンチャンス』★★★★
『ジョン・ウィック:チャプター2』★★★★
『ジョン・ウィック:パラべラム』★★★★
『8年越しの花嫁 奇跡の実話』★★★★
『アリオン』★★★
『グラン・トリノ』★★★
『君は月夜に光り輝く』★★★
『新しい人生のはじめかた』★★★
『僕のワンダフル・ジャーニー』★★★
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