映画『アンジェラ』
今回はコメディ&ロマンス 映画『アンジェラ』を紹介。
あらすじや基本データをまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。出演者やジャンルから見た関連作品もご紹介していますので、気になった方はぜひご覧になってください
映画『アンジェラ』のざっくりレビュー
タイトル:『アンジェラ』
原題:『Angel-A』
原作、脚本、監督:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
美術:ジャック・ビュフノワール
編集:フレデリック・トラバル
音楽:アンニャ・ガルバレク
出演:ジャメル・ドゥブーズ
リー・ラスムッセン
ジルベール・メルキ
セルジュ・リアブキン
ローラン・ジュムークール
制作国:フランス
上映時間:90分
公開:2006年
こんな作風・キーワードが好きな方にオススメ!!
- モノクロ
- コメディ
- ロマンス
- SF
- ヒューマンドラマ
- ファンタジー
ざっくりあらすじ
複数の犯罪歴に多額の借金。ついには命を狙われ男は絶望に打ちひしがれていた。逃れられない現実に橋から身投げしようとする男だったが、同じく橋から落ちようとしていた女をつい助けてしまう。
「こんな美女が死ぬなんてもったいない」。
人生ではじめての人助けは、奇妙な女「アンジェラ」との物語の始まりだった。
ざっくりレビュー ★4
導入からクズムーブをかます主人公からは想像がつかない感動の結末へと向かっていくコメディ&ドラマ映画。第一印象は間違いなくクズなのにクズなりにモラルや矜持があるところや、段々と魅力がでてくるところがまた面白い。和訳ですがセリフ回しもユニークで、「いくらお金があれば幸せになれる?」といった言葉にはドキリとさせられました。
お下品な言葉づかいと同じくらい心の琴線に触れるようなワードが多く、不思議なギャップのおかげで物語に息切れを感じません。かなり救いがあるストーリーのおかげで日本人の価値観にも馴染みやすく、受け入れられる人は多いと思います。メインターゲット層は大人でしょうが、中学生時代に見ると衝撃を受けるかもしれませんね。
振り返ってみると演出がチープだったりといくつかアラは見つかりますが、それでも観てよかったと思える作品でした。最後まで観た方はどこか救われたような気分になる、そんな映画です。
関連オススメタイトル
監督・キャストからチョイス
リュック・ベッソン監督から女性エージェントが活躍するアクション映画『ANNA アナ』。主演ジャメル・ドゥブーズからは2001年公開のフランスのコメディ映画『アメリ』をチョイス。映画『ファム・ファタール』も出演者や撮影スタッフなど共通点があります。
B級(低予算)っぽいのに面白かった作品
見るからに低予算、なのに間違いなくおもしろいSFミステリ映画『トランス・ワールド』。撮影の舞台裏や予算などをネタにした、コメディ映画のフランスリメイク作品『キャメラを止めるな!』。小説原作のミステリーホラー作品『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』も個人的に強くオススメしたい。
参考記事
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