映画『コーヒーが冷めないうちに』最後まで美味しく飲み干せるオススメの感動作

コーヒーが冷めないうちに オススメ紹介

今回は映画『コーヒーが冷めないうちに』を紹介。
あらすじ、感想、どんな方にオススメなのかをまとめていきます(核心部分を触らない程度のネタバレは含みます)。

オススメ度★★★★
 キャラクター ★★★★
 ストーリー  ★★★★
 設定     ★★★★

こんなキーワードが気になる方にオススメ
・感動
・過去
・時間旅行
・家族
・恋愛
・不思議

『コーヒーが冷めないうちに』の基本データ

タイトル:『コーヒーが冷めないうちに』
映画公開日:2018年9月21日

原作者:川口俊和
原作タイトル:舞台作品『コーヒーが冷めないうちに』
           『この嘘がばれないうちに』

あらすじ「コーヒー1杯が冷める間だけ叶えてくれる、奇跡の時間」

「もしも、あの時に戻れるなら」
誰もが心の奥底にもっている、叶うはずがないと知っている願い事。
これはそんな願い事をコーヒー1杯が冷める間の時だけ叶えてくれる、不思議な喫茶店の物語。

感想・評価

キャラクター★★★★

主演を演じた「有村架純」の演技を始め、キャスト全員の演技が素晴らしい。
個人的には「松重豊」と「薬師丸ひろ子」の演じたエピソードが印象的で、しっかりと物語に入ることが出来た。
それぞれのエピソードを象徴するように各キャラクターの個性、背景もシンプルながらしっかり整えられている。

ストーリー★★★★

出だしはゆったりと過ぎな雰囲気を感じたが、2つ目のエピソードから物語が馴染んできた。
それぞれキャラクターを活かしたエピソードが揃えられており、好みは分かれるかも知れないが全体を通して出来がいい。
「4回泣けます」と宣伝してある通り、それぞれのエピソードの出来が良く、最後までしっかりと楽しめる。

設定★★★★

時間旅行設定はやや使い古されている感があるが、制限やストーリーの見せ方で目新しく感じる。
最初はややこしいと感じるルールも、物語の進行に従って自然と理解できる作りになっている。
恋愛要素もしつこくなく、本筋の進行に寄り添うような重要なファクターになっていて面白い。

時間旅行の設定について、「ややこしい」や「めんどくさい」など劇中で言われているが、深く掘り下げるわけでなく浅い面を掬って表現されているので、理解は難しくない。

総評★★★★「最後まで美味しく飲み干せる作品」

平成後期の流行りを感じる、静かな雰囲気で楽しめる作品。
設定はややこしそうでも、映像としてはかなりシンプルで分かり易い。
内容としては日本人なら「万人受け」しやすい内容で人にオススメしやすい。
女性に受け入れやすそうな印象を受けるが、男性は多少人を選ぶかもしれない。

家族や恋人など、一人ではなく複数人で観てほしい。
エンディングテーマの演出を含め、最後まで美味しく飲み干せる作品だった。

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