12月オススメ小説・映画・アニメ・マンガ記事まとめ

日の入り画像 アニメ

12月に書いた記事のまとめです。

一部王道作品を除けばファンタジー要素の強い作品が多めですね。

簡単なあらすじと感想、個人的な「オススメ度」も記載しておりますので、まだ読んだことのない物語に少しでも興味をもって頂ければ幸いです。

12月のオススメ小説まとめ

『秘密』 オススメ度★★★★★

作者:東野圭吾

バスの転落事故に遭った家族に不思議な出来事が起こる。
主人公と事故にあった妻と娘を主軸にしながら、いろいろなキャラクターの視点から事故を照らしてしていくことで状況が明らかになっていく。
大きな癖もなく、幅広い人に薦められる作品。完成度はさすがは東野圭吾先生の作品というべきか。

『スロウハイツの神様』 オススメ度★★★★★

作者:辻村美月
さまざまなクリエイターたちが共同で生活しているアパート「スロウハイツ」。
新たな入居者が現れたことをきっかけに、彼らの過去と未来の物語が動き出す。個性的なキャラクターの成功と挫折、喜びと苦しみを描きながら、物語終盤にかけて一気にまとめ上げていく爽快感が見事。
文庫本2冊分なので少々長めに感じる人もいるかもしれないが、癖のある表現は少なく、序盤の準備期間が過ぎた後はかなり読みやすくなるので挫折もし辛いだろう。

『魔導具師ダリヤはうつむかない』 オススメ度★★★★


作者:甘岸久弥
婚約破棄から再始動する、女性職人の異世界ファンタジー。
うつむくのをやめてからの主人公の物事に前向きに取り組む姿勢が読者の心を熱くさせる。
「ものづくり」ならではの挫折と成功を味わいつつも、社会の一員である以上避けられない人間模様も差し込まるので、ページを送るテンポが落ちない。
どんな時にも帰ってくる「ものづくりの喜び」がしっかりと読者に伝わる、クリエイター気質の方に特にオススメの一作。

『HELLO WORLD』 オススメ度★★★


作者:野崎まど
青春恋愛SF小説。
超難解なSFではなく、主人公も癖の強いキャラクターではないため、ターゲット層は広い。
ただキャラクターが若く、青春・恋愛要素があるため、感性が若い方だと没入しやすいかもしれない。

『ひとつ火の粉の雪の中』 オススメ度★★


作者:秋田 禎信
修羅と鬼の子が海に向けて旅をするファンタジー小説。
シンプルながらも魅力的な世界観とキャラクターで読者の心をつかむ。
独特な造語や設定が多いことから読者を選ぶが、出だしから不思議と惹きつけられる作品。

12月のオススメ映像作品(映画、アニメ、ドラマ)まとめ

『居眠り磐音』 オススメ度★★★★★


小説が原作の時代作品。
一気に視聴者をひきこむ開始30分も見事ながら、主人公「坂崎磐音」の静かで人情味あふれる魅力が最後まで中だるみを許さない。
「坂崎磐音」を演じる「松坂桃李」さんをはじめとした、非常に優秀なキャストが頼もしすぎる。
原作ももちろん非常に面白い作品なので、未読・既読を問わず広く人に薦めたい作品。

『ペンギン・ハイウェイ』 オススメ度★★★★★

子どもも大人も楽しめる現代を舞台としたファンタジー作品。
現代風景を基調として物語が進められるが、ペンギンが町中に突如現れたことをきっかけに不思議な出来事が続出。
ペンギンの可愛さもあり明るい描写が目立ちつつも、時折差し込まれる少しシリアスな世界観、子どもながらの真剣な行動力に大人も目が離せなくなる。
家族や友人など、一人ではなく大勢で見て欲しい作品。

『ハドソン川の奇跡』 オススメ度★★★★

実際に会った飛行機事故をモデルとしたドキュメンタリー映画。
飛行機事故そのものではなく、事故後の「検証」にスポットを当てた物語で、事故の臨場感も含めてフィルターを一枚はさんだような落ち着いた視点で語られる。
胸中でずっと晴れない不安感をずっと抱えながら日常を過ごしていきつつ、物語終盤には静かなカタルシスが味わえる。
あまりドキュメンタリーを好んで見ないような方にも薦めたい完成度の高い作品。

『シャーロック・ホームズ』 オススメ度★★★★

アクション要素が強い「シャーロック・ホームズ」作品。
推理要素もあるがアクションが非常に見ごたえがあり、シーンのつなぎもテンポよく進む。
「シャーロック・ホームズ」という言葉の先入観に囚われず観れば、目立った不満も見当たらない、人に安心して薦められる優秀作。

12月のオススメマンガまとめ

『バクマン。』 オススメ度★★★★

原作:大場つぐみ
作画:小畑健
人気マンガ家を目指す少年2人を主軸にした少年マンガ。
純愛要素がありつつも、夢に向けてひたすらに努力するキャラクターたちの熱量が読者にも伝わってくる。
地味な描写が続くシーンが多いが読者を飽きさせないよう工夫がされており、全20巻で綺麗にまとめあげている。
人を選びつつも、選んだ人の胸には強い衝撃を残してくれる。

『新米姉妹のふたりごはん』 オススメ度★★★★

作者:柊ゆたか
料理を架け橋として少しずつ心の距離を縮めていく、義理の姉妹の優しい物語。
優しいキャラクター、優しいストーリーが優しい絵で描かれており、読者のストレスが非常に少ない。
料理を主軸に物語が綴られるため、出される「料理」の数が美味しそうに表現されており、真似をして作る読者も多いだろう。
未読の方に薦めたいが、体重が気になる方は寝る前などに読むことは避けて頂きたい。

『月刊少女野崎くん』 オススメ度★★★★

作者:椿いづみ
キャラクターの個性が強すぎる、少女マンガ家が主人公のラブコメ四コマ漫画。
男女の比率がバランスよく、恋愛要素がありつつも各キャラクターの個性が強すぎて忘れてしまうこともしばしば。
それでも時々ドキリとさせる描写も忘れない、お約束を外さない作品。
四コマ漫画独特のテンポの良さから、ふとした時に息抜きに読める点も嬉しい。

『ななついろ★ドロップス』 オススメ度★★★★

作画:たかみ裕紀
原作:ユニゾンシフト
キャラクター原案/デザイン:いとうのいぢ
ピュア過ぎる恋愛要素をふんだんに採用した魔法少女マンガ(厳密には魔法ではないが)。
主人公の不器用さ、ヒロインの恥ずかしがり屋な性格にやきもきしつつも、2人の心の成長が感動的に語られていく。。
魔法を使ったファンタジー要素を交えつつ、シリアスな物語が緩やかに優しく紡がれ、忘れられない作品として深く読者の胸に刻んでくれます。

コメント