小説原作の映画シリーズ第3弾『ボーン・アルティメイタム』あらすじ感想評価

ボーンアルティメイタム オススメ紹介
ボーンアルティメイタム

映画『ボーン・アルティメイタム』

今回は映画『ボーン・アルティメイタム』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

評価★★★★
 キャラクター  ★★★★
 ストーリー   ★★★★
 アクション   ★★★★

 セリフ     ★★★★

作品キーワード

  • アクション
  • カーチェイス
  • 小説原作
  • シリーズ作品
  • 殺し屋
  • 記憶喪失

映画『ボーン・アルティメイタム』 の基本データ

タイトル:『ボーン・アルティメイタム』
原題:『The Bourne Ultimatum』
監督:ポール・グリーングラス
脚本:トニー・ギルロイ
   スコット・Z・バーンズ
   ジョージ・ノルフィ
原案:トニー・ギルロイ
出演:マット・デイモン
   ジョーン・アレン
   ジュリア・スタイルズ
   デヴィッド・ストラザーン
   スコット・グレン
制作国:アメリカ
公開:2007年
上映時間:115分

原作

ロバート・ラドラム
『最後の暗殺者』

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あらすじ「失った記憶の手がかりを見つけるも、忍び寄る魔の手」

失った記憶を求め、孤独な身で走り続ける「ジェイソン・ボーン」。
記憶の手がかりをつかんでいた新聞記者「ロス」に接触を図ったボーンだったが、ロスのもつ情報を狙った何者か手により襲撃を受ける。
果たしてボーンは記憶の真実へたどり着けるのか。

ココが見どころ

アクティブになったボーンの行動力

今までで一番アクティブに情報を集め回る「ジェイソン・ボーン」が観られます。もちろんシリーズの要である失った記憶への苦悩も描かれていますが、より積極的に行動をしていたように思えます。シリーズ三作品目ということもありますが、今までの作品を伏線としてより大きくストーリーを動かしていました。

アクションの質はあいかわらず安心のクオリティ。ピンと張りつめた濃厚な空気を味わいながら、最後まで飽きさせずに視聴できます。

総評★★★「シリーズ3作目らしいおもしろさ」

見応えとしては前作『ボーン・スプレマシー』に似ていますが、前作では恋人「マリー」の死という明確なドラマ性がありました。それをきっかけに「復讐」という行動の指針ができ、ストーリーの道筋もわかりやすく整頓することで観やすい作品として仕上がっていました。

本作は「パメラ・ランディ」との関係性はおもしろく描かれていましたが、どちらかいうと情報集めやアクションに時間を割き、ドラマ性は少々薄くなったように思えます。


これが悪いというのではなく「一作品」として評価しづらいというだけで、「シリーズ作品」として観ると十分以上に楽しめる作品ということですね。前提の大部分を今までのシリーズ作品にゆだねているため、ストーリーの説得力はそちらに比例します。
アクションは高品質なのですが流石にシリーズ三作品ということもあり、初見の方は流石に状況についていけません。

今までのシリーズを経て「ドラマ性」に惹かれているなら評価は伸び悩み、「アクション」などの画面に惹かれているなら評価は高くなるでしょう。視聴者層としては後者の多いとは思いますが。小説のような読後感という印象は変わらないため、前作までを気に入った方なら十分以上には楽しめます。

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